こんにちは。
作品を入れ替えての再参加ありがとうございます。主催者の島流しにされた男爵イモです。

さて一万字ほど拝読しましたが雰囲気作りが徹底されており、先を読ませる文章に仕上がっていると感じました。わたしがノワール系好きなのもあるかもしれませんが、楽みながら読むことができました。作中に登場するブランドや音楽も雰囲気作りの役割を担っており、人物や場所の特徴を直感的に掴みやすくしているといった印象です。知らなければ検索、知っていればより楽しめる。そんな風に機能するギミックだったのではないでしょうか。不躾ながらプロフィールの方も拝見しましたが、最近小説を書き始められたとは思えないような完成度だと思います。作家の立場としても勉強したい作品でした。

気になって点としては『3　カーボネイティッド』でのカワサキとヨシイの会話でしょうか。世界観や関係性から察するに、まだ身の上話をするような関係じゃないかな、と少し思いました。今後の話の展開や伏線も絡むと思われるので、改稿が必要とは言えませんが、身の上話をするのは何度か仕事を共にこなして親密になってからでもいいような気がしました。気になったのはその一点だけです。

それでは以上になります。
興味深い作品をありがとうございました。

自主企画参加ありがとうございます！始まったばかりの小説なのですね。
なんとなく村上春樹的なイメージを感じました。違ってたらすみません。