あの時、同士がいてくれて、本当に良かった

ああいう時って妙に意識はくっきりしていて、でも体は鈍いんだよ。
頭を動かそうとしても、なぜかうまくいかない。しかたないじゃん。
これがさ、集団行動を強いられる社会とかだったら、「ちゃんとして」って、軽々しく注意されるんだよ。

機械だって使い続けていくうちに、いつか壊れるのにね。
完璧を求めているのは誰だ?


※後半でセーラー服の彼女の印象がガラリとかわります。とくに「彼女がどんな気持ちで彼の気持ちに寄り添い、あのような言葉掛けをしたのか」が、初めて読んだときと読み返した時では変わりますね。