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すると、ブッコローさんは優しく僕の手を両の
「泣くのは自分に正直になれた
「いいこと……?」
「はい。さっきの話を聞いて思いましたが、きっとミノルくんは自分の大好きなことに
競馬のたとえはよくわからないけど、とにかく僕を励まそうとしてくれているのだけは理解できた。
「必要なのは、『好き』を大切にやり抜くこと。誰に何を言われようと、やり続ければ、いずれ結果として出てきますから」
「じゃあ……じゃあ僕も、頑張って図書委員のお仕事を続けてれば、上手くなれるかな?お話を書き続けてれば、いつか小説家になれるかな?」
沈黙。
たっぷり間をおいて,よく考えてから、ブッコローさんは優しい
「それは今の君次第でしょうね。今なら何にでもなれますよ」
──今なら、何にでも。
そう僕が
「そうだ、ミノルくんは作家になりたいんですよね?」
「うん、そうだけど」
「じゃあ、自分の
アップルパイが
── このフードもドリンクも、実際の
「メニューに出すから、美味しそうなものにしてくださいよ?コスパも考えて、他店より安くできるようにしてくれないと
「ええ、難しいよ!」
勝手に話を進めていくブッコローさんに軽く
「必ず、約束ですよ。」
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