2話:異世界ファッション
アタシはデザイナー。
正確を期せば「異世界ファッションデザイナー」だ。
これが何の仕事かと言えば、異世界転生モノの作品でキャラクターが着る服を創っている。
そうだ。
あのよくわからないごちゃごちゃした服を創っているのはアタシだ。
戦うのに露出を増やしたり、無駄にフリフリした衣装にしているのはこのアタシだ。
モブキャラは地味な服なのに、メイン級のキャラだけ明らかに浮いた服にしているのはアタシだ。
「何? 全く理に適ってない?」
――うるせぇ!!
可愛いけりゃそれでいいんだよ!!
むしろそれがいいんじゃねーか!!
何処の誰が全く可愛くない甲冑を着た女の子を見たいんだよ!?
一部の特殊な層にしか刺さらないだろ!!
異世界ファッションは「可愛さ」が全てなんだよ!!
お前アレだろ!?
空想〇学読本とか好きな奴だろ!?
まぁアレはアタシも好きだけど……とにかく、言いたいことは1つ。
異世界ファッション、舐めんじゃねーぞ?
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