やばい(瑠奈視点)

「んっ……も、う……寝る、から」


 顔は見えないけど、耳を赤く染めながら息が荒くなっているれーながそう言ってきた。

 ……私も体が熱くて、息遣いが荒くなってきてて、もうどっちの息遣いなのか分からない。

 

「……もうちょっとだけ」

「だッ、め……だから」


 そう言いながら私が、固くなってきてるれーなの胸の先っぽを摘むようにすると、何かを我慢しながら、頑張ってそう言ってきた。

 そんな可愛い反応されたら、余計やめられなくなっちゃうよ。


「や、めて……」

「……もうちょっと」


 耳元でそう言いながら、私はれーなの耳を舐めた。

 すると、体をビクッとさせ、声が漏れだしていた。そして、ほんとに力が入らなくなったのか頭も含めて、完全に私にもたれかかってきた。

 そうなると、れーなのとろけて崩れた顔が見えた。


「見、ないで」


 私と目が合うと、涙目になりながらそう言ってくる。

 ……やばい。普段あんまり表情の変わらないれーなが、こんな表情してるの見ると、ゾクゾクしてきちゃう。

 

「ほん、とに……や、めて」


 ……れーなが涙目でそう訴えかけてくる。……やめたくない。けど、流石にそろそろやめないと、嫌われちゃう。

 

「れーな」


 れーなの名前を呼んで、私はキスをした。

 れーなの涙を含んだ目がとろけてくのが分かる。……もっとしたい。でも、終わる為に私は力が抜けてるれーなをベッドに運び、私もベッドに入った。


「もう、終わるから」


 隣に寝転びそう言うとれーなは何も言わず、私に抱きつきながら胸に顔を埋めて、顔を見られないようにしてきた。

 私もれーなを抱きしめると、ギュッと抱きしめる力を強くしてきた。……可愛い。

 

 私がそう思っていると、私の胸の辺りからすぐに寝息が聞こえてきた。

 ……眠いって言ってたもんね。


 私はれーなの頭を撫でる。……可愛いなぁ。


 今更だけど、さっきお風呂で一人でしてて良かった。……あの時してなかったら我慢できずに、止まれてなかったと思う。

 

 ……れーなが、耳弱いことも分かったし、私ももう寝よ。

 

 そう思って、れーなのさっきの顔を思い出しながら、私は眠りについた。





 朝目が覚めると、まだれーなは私の胸の中で眠っていた。

 今日も学校は休みだし、起こさなくてもいいかな。

 れーな頭を撫でながらそう考えた私は、ベッドから起きようと思ったんだけど、れーなに抱きつかれてるから、出ることが出来なかった。

 ……れーなを起こしたくないし、私ももう一回寝ようかな。

 近くに置いてあったスマホを取って、お母さんに今日は朝ごはんがいらないことを伝える。この時間帯なら、まだ作ってないはずだから。


 昨日は気がつかなかったけど、れーなの胸が私のお腹あたりに当たってる……昨日いっぱい触ったとはいえ、やっぱり好きな人のそういうのが当たってるのは、ドキドキする。

 私はれーなが起きない程度に、ギュッとして再び眠りについた。

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