第31話:ベストモード

チャプタ―1

ここは、山のふもとである。

「今日も救助しに行こう。」

「人々の救助が、私達の任務。」

「って、一件もありません。」

「それが、一番良いんだよ。」

「それは、そうだが。」

「それじゃ、何をすれば?」

チャプタ―2

ここは、ビルの六階である。

「やはり、今までのパワーでは、足りないか。」

「亥詞様。どうなさるおつもりで?」

「レプリカ。レテティー。お前達に力を与える。」

「お願い致します。」

「ありがたき幸せ。」

亥詞は、レプリカとレテティーのパワーを上昇させた。

「力が漲ってくる。」

「これが、亥詞様の力。」

チャプタ―3

ここは、六本木である。

私達は、倒壊したビルの中の人達を救助していた。

「大丈夫ですか?」

「後五人か。」

「全員、出ました。」

「三十分、掛かりました。」

「三十分か。今では、これぐらいが限界。」

「それでも、早くなりましたよ。」

チャプタ―4

ここは、神田錦町である。

そこには、レプリカとレテティーが居た。

「見下しの力が何の役にも立たぬ事が。」

「理解らないなんて、フフフッ。」

「アォフドレ獣どものパワーになるとも知らずに。」

「このディスクにアップデートして。」

チャプタ―5

ここは、元麻布である。

私と麻弛は、ピロシキを食べていた。

「ここのおいしいよね。」

「もしかして、おやつまで?」

「もちろん、ピロシキよ。」

「どういう体をしているんだか。」

チャプタ―6

ここは、平河町である。

そこには、レテティーが居た。

「ここら辺で、良さそうね。出でよ、アォフドレ獣「アォフドレディスク」。」

レテティーは、アォフドレディスクを誕生させた。

「破壊なら、御任せを。」

アォフドレディスクは、街を破壊し始めた。

「ウワーッ。キャーッ。」

チャプタ―7

私は、レテンGに乗って、走って行き、そこへ辿り着いた。

「気を付けてね。」

「うん。レテンチェンジ。」

私は、偉観救助士 銛に変身した。

「このディスクで。」

「そこまでよ。」

「な、何者だ?」

「破壊から助ける救助士。偉観救助士 銛。任務遂行。」

「ヒトデナシ。」

アォフドレディスクは、十体ものヒトデナシを召喚した。

「アキーッ。」

「はーっ。でやーっ。おりゃーっ。」

私は、拳や蹴りで、ヒトデナシ達を一掃した。

「キエーッ。」

チャプタ―8

「斬幻衝。乱幻衝。おりゃーっ。」

アォフドレディスクは、ディスクで斬りまくった。

「ウワーッ。」

「クククッ。一刀両断してくれる。」

そこへ、レテンGがやって来て、アォフドレディスクに突進した。

「ウワーッ。」

「銛。ベストモードと叫ぶんだ。」

「理解った。ベストモード。」

私が、そう叫ぶと、私は、茶色い光に包まれて、ベストモードになった。

チャプタ―9

「何だ、その姿は?」

「ベストモードよ。レテンライフル。」

私は、レテンライフルを両手で持って構えた。

「斬幻衝。乱幻衝。おりゃーっ。」

アォフドレディスクは、ディスクで斬りまくったが、私には、通じなかった。

「ディ、ディスクが・・・。」

「レテンエーアデバイブリック。」

私は、アォフドレディスクを狙撃した。

「ギャーッ。」

アォフドレディスクは、爆発して消え去った。

「任務完了。」

チャプタ―10

そこへ、ティタニィーがやって来た。

「また、まっ、良いわ。破壊の砂。」

ティタニィーは、アォフドレディスクを蘇生し巨大化させた。

「グオーッ。」

「召幻衝。レテンポディダエ。」

私は、召喚したレテンポディダエに飛び乗った。

「カイザーモード。」

私は、レテンポディダエを人型に変形させた。

「レテンフリート。」

チャプタ―11

「斬幻衝。乱幻衝。おりゃーっ。」

「レテンシールド。」

レテンフリートは、アォフドレディスクの技を防ぎきった。

「これで、奴の技は、使えない。」

「ディ、ディスクが、刃こぼれ。ひーっ。」

「レテンファング。」

レテンフリートは、レテンファングを右手に装着した。

「拳幻衝。レテンエーアデドライブ。」

レテンフリートは、アォフドレディスクに拳を決めた。

「ギャーッ。」

アォフドレディスクは、爆発して消え去った。

チャプタ―12

ここは、ビルの六階である。

「ほう。ベストモードか。」

「想定は、しておりましたが。」

「気にするな。まだ、あいつらに任せておけ。」

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