第3話

そんなある日だった。

役所の受付で、窓口対応をしていると。


「これ、あんただろ」

と、目の前で男が言うのを聞いた。


目の前にある写真は、誰かが撮った、写真のネガだった。


14歳の頃の、俺。

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