第九話 亜人系ダンジョン7階層

 3日が過ぎた。毎日ホワイト・オーガと戦い経験値と資金を稼いだ。それと次のゲートも見つけてある。いつだったかホワイト・オーガのレアドロップアイテム、ホワイト・オーガの腕輪を手に入れた。冒険者ギルドに聞いたところ筋力を微小アップさせるらしい。実際装備すると力が強くなった感じがする。

 まあ高値で売れるらしいが別にお金に困ってはいないからな。他の腕輪がないし装備してたほうがいいだろう。


 それと今のステータスはこうだ。


名前 シヴァ  基礎lv9 男 15歳

ジョブ 戦士lv21 魔法使いlv20 僧侶lv18 生産者lv19 探索者lv21

加護 戦いの神


戦士

体力:D 筋力:D 速力:D 魔力:E 器用:D 精神力:E

スキル スラッシュ 筋力微小アップ 体力微小アップ


魔法使い

体力:E 筋力:D 速力:D 魔力:C 器用:D 精神力:C

スキル 火魔法 水魔法 風魔法 土魔法 魔力微小アップ 魔法補正


探索者

体力:D 筋力:D 速力:C 魔力:D 器用:C 精神力:D

スキル マップ作成 アイテムボックス微小 鑑定


 それぞれ新しく追加されたスキルでアップ系を除いて詳細を見ると、

魔法補正:魔法を使う際に補正する

鑑定:アイテムを詳細にする

と書いてある。


 鑑定でオーガの角から作った短剣を鑑定すると、


ホワイト・オーガの角短剣

ホワイト・オーガの角を加工してできた短剣


 こう表示される。


 こう書かれると一つ上のイエロー・オーガの場合、イエロー・オーガの角を落として、短剣にするとイエロー・オーガの短剣になるんだろう。まあわかりやすくていいか。


 さてそれじゃあ亜人系ダンジョン7階層に行きますか。


◇◆◇◆


 冒険者ギルドでこの階層で出現するモンスターの情報を聞いてきた。牛の顔を持つ角が生えたホワイト・ミノタウロスが出る。速度はそんなにないが力と耐久が強い。そしてそのガタイを活かして突進してきて轢いてくるらしい。後は掴んできたり殴ってくる攻撃をする。


 見つけた。通路の先でホワイト・ミノタウロスがにらみつけてくる。頭を下げて突進の構えを見せる。


「さっそくか」


 そのまま突進してきた。こうして体感すると迫力があるな。ほとんどの人は迫力に飲まれてまともな行動がとれないだろう。速度があまりないから落ち着いていれば避けられるか。

 そのまま引きつけつつギリギリで避けて攻撃する。


ガキンッ

「っ!」


 しかし思った以上に硬かったためはじかれてしまった。短剣は落とさなかったが手がビリビリ痺れる。


『彼のものを癒したまえ』「ヒール」


 ヒールで回復することで痺れをとる。それが終わったら通り過ぎて行ったホワイト・ミノタウロスを追う。また突進されたらたまったもんじゃないから近づく必要がある。

 追いついた。こちらを振り返ってる最中だ。早速攻撃を加えていく。


「スラッシュ」

「ブモゥ!」


 スラッシュ込みで攻撃しているがあまり効いている様子が無い。それでも効いていると信じて、切ったり突いたりし続ける。最初は鬱陶しそうにしていたが、次第に怒ったのか攻撃が大振りになってきた。といっても元から大振りだが。


 そうして30分くらい攻撃をし続けてようやく倒れた。後には角が残されていた。


「……鑑定」


ホワイト・ミノタウロスの角

ホワイト・ミノタウロスがドロップする角。加工可能。


 それを拾ってアイテムボックスに入れる。それにしても疲れた。おかげで汗だくだくだ。6階層に行ってホワイト・オーガを狩るか。


「だがその前に」


 通路の先から現れたホワイト・ミノタウロスを見る。よし、もう一戦だ。俺の糧になれ!


◇◆◇◆


 ホワイト・ミノタウロスを撃破してからホワイト・オーガを狩って回った。アイテムボックスを見ると23本ある。途中から狩る速度が上がったからな。ホワイト・ミノタウロス用に大剣を取って置いてもよかったか?まあ今更言っても意味ないか。


 それとまだ余裕があるからホワイト・オーガの角を使って大剣を作るか。


「加工、鑑定」


ホワイト・オーガの角大剣

ホワイト・オーガの角を加工してできた大剣


 よし、しっかりできたな。それじゃあ寝るか。


名前 シヴァ  基礎lv9 男 15歳

ジョブ 戦士lv21 魔法使いlv20 僧侶lv18 生産者lv19 探索者lv21

加護 戦いの神




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