僕の消えない傷跡

松原りあん

最初の恐怖

これ誰しも一回は感じたことはあるだろう。

幼少期に寝る時「目を閉じたら死ぬのではないか?」と

僕は4、5歳の頃いつもそうだった。


寝たら明日死ぬのか?

死んだらどうなるのか?

いつもそんなこばかり考えていた。


起きたらそんなことすぐ忘れてしまうのに。

夜になると思い出す。

そんな恐怖にあの頃は怯えていた。

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