140字小説【自選集】

山岸マロニィ

白馬の王子様

 白馬の王子様を待ってなんか居られない。

 私は王子様を探しに旅に出ることにした。

 途中出会った村人たちを困らせるドラゴンを倒し、悪徳領主を懲らしめ、侵略行為を繰り返す隣国を征服し、長年に渡り悪政で大陸を支配していた帝国を打ち破った。


 けれども、未だに白馬の王子様に出会えない。なぜだろう?

  • Twitterで共有
  • Facebookで共有
  • はてなブックマークでブックマーク

作者を応援しよう!

ハートをクリックで、簡単に応援の気持ちを伝えられます。(ログインが必要です)

応援したユーザー

応援すると応援コメントも書けます

新規登録で充実の読書を

マイページ
読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
フォローしたユーザーの活動を追える
通知
小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
閲覧履歴
以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録無料

アカウントをお持ちの方はログイン

カクヨムで可能な読書体験をくわしく知る