第47話

俺は、卒業まで生徒会の活動をする先輩に感謝とかをしながらも、学園の授業を受けている。


しかし、ある日の放課後にいつも道理に、ユウタと一緒に向かっていると階段に居るエリスといつも一緒にいる女性が何故か会談で立っている。


「きゃああ!!」


急な貧血でも起きたのか、急に階段を転げ落ち、ピクリとも動かない。


「え?」


もしかしたら、頭を打って危ない状態かもしれのでユウタが医務室に連れて行くことにした。

ユウタが学園内にある医療室に連れて行った。


「少し、この人を医療室に連れて行くから、先に生徒会室に行って」


「わかった。」


俺は、生徒会に向かおうとしていると、生徒会室付近で久しぶりにエリスにであった。


「こんにちは。エリスさん」


「ええ、こんにちは。」


いつもは、俺に殺気ムンムンだったのだが、今日は何故か笑顔で気持ちが悪い。

エリスは笑顔でこちらに近づき、「キャア」っと俺の体に当たり尻餅をついた。


「え?何?」


どうして、倒れたのか不思議に思ったが、倒れて尻餅をついたエリスはどこかに走って消えた。


「こ、こんにちは」


「やあ、明日はみんなが集まる卒業式だから、今日は生徒会はないよ?」


「え、そうなんですか?」


「そうだよ。間違えて来ちゃったのかな?」


「はい....」


「じゃあ、ちょっとこっちに来て。」


と言われて、生徒会長が座っている椅子の方に歩み寄ると、俺は持ち上げられ、生徒会長の膝に乗せられギューっとされた。


「え?え?」


「ミルルを見ていると、やりたくなってな。明日は俺達の卒業式だし、こう話すこともできないから。思い出にな...」


俺は、顔を赤くして、恥ずかしさと何か分からない感情が渦巻いた。


「ルッチ大丈夫?」


医務室に連れて行った、ユウタが生徒会室に戻ってきた。

必死に照れている顔を隠して家に帰ろうとした。


「う、うん。今日は生徒会ないらしいから帰ろ。」


「わ、わかった。」


と言う事で、ユウタと俺は家に帰った。


そういえば、エナさんは魔法研究をする所で、ミルルさんと研究などをして、帰るのが遅い

  • Twitterで共有
  • Facebookで共有
  • はてなブックマークでブックマーク

作者を応援しよう!

ハートをクリックで、簡単に応援の気持ちを伝えられます。(ログインが必要です)

応援したユーザー

応援すると応援コメントも書けます

新規登録で充実の読書を

マイページ
読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
フォローしたユーザーの活動を追える
通知
小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
閲覧履歴
以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録無料

アカウントをお持ちの方はログイン

カクヨムで可能な読書体験をくわしく知る