第42話
学園の休みを挟み、学園に登校すると本当にエナさんが学園の先生として入ってきた。
髪の毛は金色から黒色の髪色に変え、耳はしっかりと人間と同じようになっている。
エナさんも先生をしたかったのか、眼鏡をかけて先生気分を満喫しているようだ。
ゾビ男はと言うと、ゾンビと言う風にエナさんに認識されているため、顔など全身を魔法で変化させるのに時間がかかるみたいで、明日転校することになったらしい。
こんなことも出来るのも、エナさんが学園長のウリさんと友達だったからできる荒業と言っていいものである。
「え~今日から魔法などを教えることになった、エルナといいます。よろしくお願いします。」
「「おおお~」」
エナさんを見て、男子学生は盛り上がった。
エナさんは美人なのだから仕方がない。しかし、女子生徒たちからはあまりいい目では見られないが、先生と言う立場なので、俺みたいに影口などを言われることは無いだろう...
自分より、エナさんに事を心配しながらエナさんの授業を聞いていた。
エナさんと一生に長くなるが、エナさんに魔法の事を聞くのは初めてで、中々新鮮な体験が味わえる。
それに、エナさんの何年、何十年も魔法の研究などをしているだけあって、魔法についての現象などを俺たちに教えるのが上手で頭に入りやすいと感じる。
いつもの俺であれば、授業に付いて行くことが出来ず眠たくなってしまい、生徒会長に後で教えてもらうことになったりしてしまうが、エナさんの授業はその必要はなさそうだ。
それに、エナさんに色々帰ってからも教えてくれそうだし。
「と言う事で、魔法には色々な現象と、その現象起きるのにも、しっかりとした理由があることを教えたところで、今日は終わります。」
本当に授業を教えるのが始めたのだろうか?
っと、疑ってしまうくらいに、決まった時間通りに授業が終わった。
エナさんの授業などが終わり、昼休みになった。
ダールの事件を境に、エリスとその取り巻き達のイジメが激化している。
被害者が俺のハズなのだが、俺が何かをやったなど、教科書を隠されたりされたりと物までも取られたりしてしまい。そのうち、教科書を燃やされたり、捨てられたりするかもしれないので、すべての教科書を持って、イーナと一緒に学園の屋上で一緒にお弁当を食べている。
イーナもこんないじめの標的である俺に、よく付き合ってくれる。
一度、どうして友達を続けてくれるのか?俺と友達だと巻き込まれるかもしれないのに、などの疑問をぶつけてみたが、『友達だから』そう一言だけくれた。イーナと言う、最高にいい奴と友達になれて良かったって、思った。
「そういえば、エナさんが教師になったのって、ルッチが襲われそうになったからなの?」
「うん、そうだよ。別に心配しないでもいいって言ったのに、学園長の力で強引に入ったらしい」
屋上でそんな話をしていると、エナさんがお弁当を持って屋上にやって来た。
ちなみに、お弁当は俺が作りました。
「こんにちは、イーナちゃん」
「こんにちは、エナさん。エナさんの授業大変わかりやすかったです。」
「え、へへへ~そうかな?初めての授業だから緊張しちゃって、上手く出来たか不安だったけどよかった~」
などなど、エナさんとイーナの三人でお弁当を食べながら喋ってりながら昼休みを終えたが、エナさんは俺の事を心配して一緒にご飯を食べてくれて、迷惑をかけているなっと多少の罪悪感を感じながらも、なんとか放課後になった。
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