第30話
「どうしようかな~」
「私と同じ、魔法研究に入ればいいじゃない。」
「だけど、研究とか頭を使うのはちょっと...」
「そう」
生徒会には入りたくないが、部活は強制と言う事でどんな部活が簡単なのか考えているのだが、中々いい部活が見つからない。俺も魔力職が黒と最高ランクで色々な部活に勧誘されるのだが放課後あまり活動しない部活が無い。
多分だけど、どの部活も実績が欲しい為に活動時間が長くなっているんだと思う。
なんで、部活なんか強制になってるんだよ。
そんな文句を言いながら、エナさんの居る城に帰り征服からメイド服に着替えて夜ご飯を作っている。
ゾビ男は、正体が俺にバレてからは、ゾビ男から離しかけてきてくれたりと、ちょくちょく色んな事を話すようにっている。
最近は、何かエナさんが飲み薬を開発中らしい。ポーションか何かの回復の類だろうか?
「エナさん、部活ってどうして強制参加なんですか?」
「ん~そうだね。私もどうしてなのか気になってウリに聞いたことがあるんだけどね。部活動は就職に関係するんだけどね。部活で参加しない人は就職に不利で、就職に絶望して盗賊になる人とかいたらしいんだよね。だけど、部活に入ると就職に関係するから就職の為に部活で『成果を上げたい』と言う生徒の向上心を刺激して優秀な生徒を生み出すことが出来、悪行を働く卒業生を減らすことが出来るから部活は強制らしいよ」
「ちゃんと理由があるんだ。」
てっきり、部活と言う強制労働で金儲けでもしているのかと思った。
そういえば、今思ったけど貴族なのに就職とかするんだ。やっぱり、長男が家業を継ぐから卒業したら就職しなきゃいけないんだろうな~
「そうだよ。だから、ルッチちゃんもしっかり部活をしなきゃいけないよ。」
「ええ~でも、エナさんの掃除とかあるし...それに、卒業するまでに男に戻る予定だし。」
「そんなの、週に一回で十分だから部活をした方がいいよ。それに、男に戻すのは卒業した後かもしれないよ~念の為に部活に入るのが身のためかも」
なんで、こんなにエナさんが部活を押してくるのだろう。
意外にエナさん熱血系?それに、絶対に俺は、卒業までに男に戻って見せるから部活はしたくない。
「そういえば、魔力職が黒の最高色でしたよ。」
「やっぱり~その魔力だったら生徒会とかお誘いが来たんじゃない~」
「まあ、来たんですけど断りました。」
「え、どうして。」
「いや、色々と事情が...」
エリスという女性が苦手だからとは言いにくいので学校生活には色々あると言う事で、詳しくは伝えなかった。
「でも、生徒会に入ると宿題とか一部の授業が免除になるらしいけど?」
「え?」
宿題と授業が免除になる?
それって、無くなるって言ういみだよな。
家に帰ってまで、勉強をしなく手もよくなるし、しかも授業まで免除されて受けなくていいとか最高じゃん。だけど、エリスがなんて思うかだよな~
別に、エリスの婚約者に近づくと何かされそうだし、怒りを買いそうだしな...
「ん~」
生徒会に入ると、中々の高条件。
生徒会が何をするのか、よくわからないが、宿題と授業が免除はかなりうれしい。
だけどな~エリスがな~...
生徒会に入るか入らないか、ベットに入り眠りにつくまでどうしようか考えていた。
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