第13話
学歴に通うことになった俺は、学園生活で必要な物を買いに出かけることになった。
この姿になって、一年ぶりの王都。
この姿になって、エナさんに王都に行くか誘われたことがあったが、この姿が恥ずかしく人前に出ることが出来なかった。
「さあ、王都に必要な物を買いに行こ～」
「うう」
エナさんは、ドアを二回「コンコン」と叩くと、扉と扉がつながり王都につながる扉が出来た。
扉を開くと、どこの扉と繋がったのか分からないが裏路地の扉に繋がり、右を向くと人が多く歩いている。
繋がった扉を閉めると、元の扉に戻っている。
一年間お城で、メイドとして働いたりして外に出ていなかったせいで、日の光はきつく感じる。
人込みにはいると、人が大きく感じ踏まれそうな感じがして怖いと感じるが、エナさんが手をつながれ、学園で必要と言われている教材を買いに本屋まで、手を引かれながら本屋に付いた。
「いらっしゃい、エナちゃん」
「こんにちは～」
レジで座っているおばあさんはエナさんの顔を覚えられており、どうやらここの常連客のようだ。
確かに、エナさんの書庫にはびっしりと本があるから、本屋にかなりの頻度で通っているんだろうな。
「おや、そのこは？」
「年の離れた、妹です」
「おや、妹さんかい。初めて見るの～今日はどうしたんだい？」
「この子の、エネルネ学園の教科書を買いに」
「おやおや、そうかい。ちょっと、待ってね」
っと、話が進んでいるが、俺がいつの間にか、エナさんの妹となっている。
まあ、その方が都合がいいんだろう。
エナさんの見た目では、俺が娘とか怪しまれるしな。
そんなことを思っているとエナさんは学園の生徒だけに発行される学生書をおばあさんに見せると、おばあさんは立ち上がりお客が立ち入ることが出来ない、従業員だけが入れる場所に入り、何かを持ってきた。
「はい、エネルネ学園の教科書。金貨一枚ね」
「はいどうぞ」
お財布の中から、エナさんが金貨を取り出すときに、財布の中に多くの金貨があるのが見えた。
普段はそれほど、お金を持っていなさそうなのだが、今日はそんなに買い物をするのか！？
俺は、王都にいる時間が長くなるのではないかと覚悟した。
教科書を買い終わると、重たい教科書を袋に詰めてもらった。
おばあさんに、教科書を持たせてもらったが、教科書が想像以上に重く、俺では持てないのでエナさんが持ってくれた。
教科書を買い終わり、次に向かったのが、学園指定のバックなどが売っている服屋である。
服屋は色々な服が売ってあり、目が回りそうである。
しかし、制服を買ったのなら、カバンも買ってきてくれてもいいのではっと思い、背良いやすいバックを選び買って貰った。
これで、もう終わりかと思ったのだが....
「よっし、ついでに下着も買おう」
「え!?」
「さあ、さあ、すいません。この子初めてなんで、色々教えてあげてください。」
「あ、は〜い。分かりました〜」
俺は、エナさんに背中を押されながら店員を呼び、着替え室に連れ込まれた。
と言うか、ここは服屋なはずなのだが...
女性用下着とかも売っているのか!?
そんなことを思いながら、女性の店員に何が会うのか色々された。
「い、いやちょ!!」
「はいはい〜後ろ向いてね〜」
俺は、店員に色々され、下着を買い終えた。
下着を買い、ようやく服屋さんか出て城に帰るのかと思ったのだが、どうやらエナさんの友人である、あの学園長と飲食店で待ち合わせしているようで、まだ城には帰れそうにもない。
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