オブジェクト

湯船に散りばめる

狙い過ぎた慟哭

圧迫される肉感

こねてまた組み立てる筆のふるえ

巨躯と交わるところ

接して音を鳴らし

場所を知られてしまうのは致命的だから

氷のような性格同士を

鉢合わせて破ってあげた

私は誰よりあつかましくて

そんな私は最高だ

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