思考のホッピング

次は何処へ行こう

着地は極力短めに

階段の螺旋の反響や

新体操のリボンに足が絡まって

巻きつく軌道はまるで

毛細血管のよう

太陽の周りを回るのも一苦労

次は何処へ行こう

地面に埋まって動けない

タイヤで遊ぶよりも

随分身軽な着床

月が昇るのも

星が滑り落ちるのも

その残香も好きで

綿毛のように不確定な言葉を

ホッピングで押印して

今日も進みたい

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