第27話 紅
鏡を見てひっくり返りそうになった。
意識は確かに私のものなのに、姿は完全にお姉ちゃんのものだった。
鏡の前でただ呆然とする。
じゃ、じゃあ私は...!?
私はどこに行ったの!?
自分の部屋に駆け込む。
そこには、まだ眠っている私がいた。
自分が眠っている姿を見るのはなんだか変な感じがした。
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