第5話 眠りのための各種アイテムを検証

 



 眠りの作法については、大方、お話した。

 大体において、私は寝つきは良く、有難いことに目覚めも良い。というか、目覚めが良すぎる。

 夜に寝て、朝にならないうちに目覚めるようになったのは40歳になった頃だ。まあ、小さい子どもと共に川の字に寝ていたから、だと当時は思っていたが、子どもが自立して寝室を出て行っても尚も変わらなかった。


 まずは、21時前後に寝床に入って、その日のうちに目覚める。若い頃なら(まだ今夜とは、得した~)と思っただろうけど、アラ還ともなると、そうは思わない。

 次は、夜中の1時~2時。次は、早朝4時~5時と、3回は目覚める(そのうち、トイレに行くのは1回)。目覚める度に頭も体もすっきりしている(と、本人は感じている)が、若かった頃のようにまとまった時間ぐっすり眠ってみたい、と、思う。


 精神安定剤と呼ばれる睡眠薬も… と思ったことはあるが、薬に依存するのが怖くて手を出していない。

 ならば、サプリメント系で、ということで、TVで話題になったヤクルト社製の乳飲料、コカ・コーラ製のリラクゼーションドリンク、桃屋の黒蜜とにんにくの濃縮なんちゃら、市販の睡眠改善薬、なんならその成分そのもののグリシン…といろいろ試してはみたが、感動的な改善は無く、せいぜい、「3回目覚める→2回目覚める」が時々体験できる、が関の山だ。


 2時間おきの目覚め×3回=6時間睡眠、が私の現在の姿だ。


 せいぜい、お金を使わないで同等の睡眠が得られるとすれば、「眠る30分前くらいに入浴する」、これくらいではなかろうか。


 あとは… 夏でなければ(夏は暑苦しくて装着は無理)、アイマスクの使用。

 瞼を開けても漆黒の世界。そして、両目にやさしい圧。





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