第49話

 世界宗教戦争は激化してゆく。

 かみがみにも『宿敵』があらわれてゆく。

 けいけんなるジブリール教徒たちをおうさつするためにハンナばあさんとじゆうの『組織』は世界各国政府に『システム』と『端末』を譲渡していた。無論『せんめつされるべき』ジブリール教徒たちに『システム』や『端末』のデータがろうえいすることはいんもうの『組織』の情報戦によってようそく阻止されていた。ようにして世界各国の『かみがみ』対『ジブリール教徒』という構造がめいちようとされた。結句ギリシャのゼウスからインドのブラフマーまでありとあらゆるかみがみが参戦してジブリール教徒はせんめつされんとしていた。ここでハンナばあさんとそもそもくりの軍産複合体である『組織』との利害は一致した。ひつきよう『ハンナばあさんは世界からジブリール教のみならずりすときよう以外のあらゆる宗教をそうめつ』せんとしていて『組織は量産型システムを反宗教分子にまで売買することでとうしゆとんとみを獲得』せんとしていたのでる。ゆえに量産型『システム』と『端末』はぎよう混濁の世界各地における反宗教分子や反政府組織にまで譲渡されろうぜきの『ジブリール教徒大虐殺』を契機にジブリール教徒たちになびいたものたちまでもが『システム』と『端末』をもちいて世界宗教戦争にようかいしてきた。つまり素粒子脳科学研究所のけんさんによる『せき』で『かみがみ』のみならず古今東西の『悪魔』たちまでしようへいされ『かみがみ対悪魔』のとうじようが勃発したのである。

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