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  • 初めまして。
    この度は『あなたの作品を勝手に分析します』企画にご参加いただき、ありがとうございました。主催者の島流しにされた男爵イモです。

    さて、本作は登場人物それぞれに個性があり、冒頭を読んだだけでも作風が鮮明に伝わってきました。イリナの乙女のような心理や、登場人物たちのどこか現代っぽい口調には自然と親近感が湧きました。普段あまり読書をしない方でも気軽に楽しめる作品なのではと思います。構成も綺麗にまとまっており、台詞主体の進行は物語のテンポを助ける役割を担っていたという印象です。

    気になった点は文章面での技術です。
    これは大きく分けて二つあり、一つは一文の長さです。地の文で散見されました。たとえば、第1話の終盤あたりの一文。一部抜粋「シーラがウルに視線を向けると反論をし始めるが適当にシーラは聞き流しデランに仕事内容についての報告を受ける為に、二人は別室へと向かう。」この場合ですと、主述関係にも誤解を生じさせてしまう可能性があります。

    改善例「シーラが視線を向けると、ウルは反論を始めた。が、デランから仕事の報告を受けるためにも、シーラはそれを軽くあしらって別室へと消えた。」などでしょうか。長文ですと主語が曖昧になったり、読点を多く振る必要が出てくるので、長い文は途中で区切ることも視野に入れてみてください。すべての文を変更せず、一部を変えるだけでも全体としての印象は変わることかと思います。

    二つ目は視点移動です。
    第1話の終盤で、イリナからウルに視点が移動していたと思います。というよりも、一人称から三人称に変化したようにも読み取れました。これはあまり良くないと感じました。流すこともできますが、やはり読者が躓くポイントにも思えます。折角の一人称なので、イリナ視点で表現するのが無難かと。視点移動は作者が思っているよりも、読者に混乱を招くことが多々あります。

    それでは、以上になります。
    作者様の執筆活動の一助となれば幸いです。

    作者からの返信

    島流しにされた男爵イモさん
    初めまして、春夏秋冬/光逆榮です。

    今回は『私の好きな騎士団長様には、隠し子がいた』を読んでいただき、ありがとうございました!
    丁寧な感想から、気になった点のコメントまでしていただきとても嬉しいです!

    今回のコメントを今後自分の執筆に活かさせていただきます。
    貴重なコメント、本当にありがとうございました!