お祭り

さぁ! 祭りだ祭りだ!


えっ? 季節外れ?

いやいや そんなことはないよ

だって僕らは

年がら年中お祭りの中にいるんだから


たとえば…

わたあめのように甘かったり

りんご飴のように最後はすっぱかったり

いろんな味がある


金魚すくいや射的みたく

得意不得意があったり

お御輿や喧嘩ゴマみたく

気合い入れてぶつかったり


たまにお面で自分を変えてみたり

みんなで踊ってみたり


短い時間の中に様々なものがあるだろう?


さながら…僕らの道のりは祭り


それでね シメは花火が花開く

君だけの花火



僕らの一生は

この星にとって

一夜の祭りの如く短いもの


儚く

脆く

それでも…強く

僕らは生きる


だから一瞬の花火が好きなのさ

一瞬だけど多彩に魅せる

夜空の華が



さぁ‥今日もお祭りだ!


君だけの花火を

いつかきっと

咲かせてみようか

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