第24話 婚活と真実の愛と

 なだらかな草地に並べられる数台のテーブル。形は不揃いでも、純白のテーブルクロスが清らかな統一感を醸し出す。それよりも目立つのは大量の料理だ。無骨にも大鍋がクロスの上に置かれている。村人達は各自が勝手に、料理を木椀によそった。


 もっとも、料理に飛びついたのは食べ盛りの子供たちである。濃厚なミルクシチューで口元を汚し、塩ゆでの豚肉は手づかみで、両手を油まみれにする。クルミの蜂蜜漬けや、リンゴ煮も大好評だ。そんな物を手遊びしつつ頬張るのだから、親御さんは洗濯が大変になるだろう。


 一方で大人たちは酒の方がメインである。麦酒やブドウ酒で喉を湿らせつつ、シチューに浸したパンをかじる。そして雑談に花を咲かせる。仕事はいつ再開するか、作物の実りはどうかと、現実的な話題でも楽しげな様子だった。


 そこへアクセルが訪れると、皆一斉に拍手をして歓迎した。



「おっ、来たぞ救世主様!」


「私は救世主ではない。剣聖(仮)だ」


「村中の美味いもんを集めたんだ。さぁさぁ、突っ立ってないで、どうぞこちらへ!」



 促されたのは特等席だった。土が盛られた事で、他のテーブルより一段高い。少なからず注目を浴びるのだが、アクセルは普段通りの仏頂面だ。隣に座るサーシャが、赤ら顔を伏せるのとは対象的に。



「よく来てくれたなぁ。アンタ達には本当に感謝してるよ。思う存分に食って飲んで、目いっぱいに楽しんでくれ!」



 立て続けに並べられた料理は、温かな香りを漂わせた。陶器の大皿には大切り野菜のシチュー。それと狐色の小麦パン、添え物にスライスバター。葉野菜のサラダは、オリーブオイルと塩をふんだんに。



「フォぉぉ……しゅごい! こんなにアツアツで盛りだくさん……!!」



 大興奮のサーシャは、情熱の赴くままにシチューを流し込み、頬を可動域限界まで膨らませた。軽くむせてしまうトラブルに見舞われたものの、納得の上をいく味わいだ。目元に感涙の光が宿るのも無理からぬ事である。


 その様子を見たアクセルは、コリスに似ていると思った。そしてフォークを巧みに操り、葉野菜を小さく畳んでから、丁寧に食す。この男、俗世は知らない癖に意外とマナーを心得ている。


 そんな時だ。ガラス製のグラスがテーブルに置かれた。アクセルがそちらを見ると、うら若き女性の微笑みと視線が重なる。



「アクセル様ぁ。お近づきに1杯いかがです?」



 現れたのは1人だけではない。瓶を携えた者を中心にして、更に3人の女性が横に並ぶ。いずれも晴れ姿だ。真紅に紺碧にと、見目麗しい色彩の衣装である。ローブの作りも、肩や背中の開いたベアトップで、つややかな肌が美しい。いわゆる臨戦態勢(チャンスゾーン)である事に疑いはない。


 アクセルはその申し出を、やはり平坦な心地で受け入れた。体裁もなく慌てたのはサーシャだ。料理にうつつを抜かす内に、妙齢女子(てき)の接近を許すとは迂闊である。しかも多勢だ。たった1人で立ち向かうには戦力比が絶望的である。


 しかし、やってやれない事は無い。アクセルも無数の魔獣と相対したのだから、我も果敢に戦おうぞ。サーシャは人知れず拳を握りしめた。そして、覇気を全身に漲らせて声をあげた。



「お姉さん方、お酒はダメだよ! 今は療養中なんだもん!」


「安心して。これはジュースだから。身体に悪くないの」



 まさかそこまで掴んでいるとは。サーシャは歯噛みして相手を睨みつける。一方で、答えた女性は笑みを絶やさない。しかし、湛える闘気は燃え盛るばかりだ。その気配はまるで『ガキが邪魔するな』とでも言うかのようだ。


 そうして静かなる睨み合いが勃発。心理的な稲光が周囲を駆け抜けては、神経を尖らせてゆく。サーシャの胸に広がる闘志が猛りに猛り、贅沢シチューの味わいさえも忘れさせた。


 いや、少し覚えていた。サーシャは視線を外さないままに、一口だけ頬張る。美味い。たまらん。ほっぺたが落ちかねない。そうして、緩んでは睨む事を延々と繰り返した


 ヒョイパク、キッ! ヒョイパク、キッ! ヒョイパク、ヒョイパク、キッ!


 そんな無言のぶつかり合いも、アクセルの介入で止まる。グラスを手にとって差し出したのだ。



「ジュースなら少し貰おうか。酒は身体に合わんらしい」


「残念ですね。でも、愉しむのが1番だから、無理して飲まなくても良いですもんね」



 キュポン。トクトクトクッ。



「美味いな。濃い味わいで、酸味も爽やかだ」


「そう言って貰えると嬉しいです。ちょっと恥ずかしいけど」


「恥ずかしい? なぜだ」


「私達がブドウを踏んで潰したんですよ。素足で。だから、目の前で言われるとね」



 女達はそう告げると、ローブの裾をまくりあげては、その場で実践してみせた。地面を製造樽に見立てての足踏みだ。それは親切のように見えて、実は巧妙な罠である。まくり上げた裾からは、きめ細やかな肌のフトモモが露わになり、強い惹きを生み出した。特に、モッチモチと揺れる内腿などは垂涎物である。


 これが並の男であれば、前のめりになって凝視しただろう。全身に血液が隅々まで巡り、拳なり様々な部位が力強く硬直すること請け合いである。実際、遠巻きに眺める男たちは、気になって仕方ない様子だった。


 しかしアクセルに限っては平静だ。ふむ、そうかと相槌を打ってはグラスを口元に運ぶ。手応えのない表情だった。体を張った女達はそれなりにダメージを受けるものの、攻勢の手を緩めなかった。



「ところでアクセル様。お嫁さんを探してるって聞いたんですけど」


「そうだ。そのために旅を続けている」


「素敵ですねぇ、愛を求めてさすらうだなんてロマンチック。ちなみに、私達もお相手募集中なんですぅ」


「ふむ。歳はいくつだ? 18から22歳でなくてはならんのだが」



 アッ20歳デスゥ。アッ19デスゥ。



「そうか。それは助かる。皆が条件を満たしているのだな」


「アクセルさん、騙されちゃダメだよ! 20歳どころか、みんなもっと歳いってるモガモガッ!」


「はいはい。これから大人の話をするからね。子供は子供同士で遊んでらっしゃい」


「プハッ! 離してよ、アタシはアクセルさんの貞操を……つうか力強いな!?」

 


 力づくで強制連行されたサーシャは、やはり強引に子守の役目を押し付けられた。出迎えた少年少女は総じて、油に蜂蜜にとベッタベタだ。そんな子供たちに手厚く迎えられた事で、サーシャのあちこちがヌルッヌルに汚されてしまう。ある意味では艷やかだ。しかし惹きというより、のどかで微笑ましい光景だった。


 そしてアクセルの方はというと、もはや婚活会場の様相。邪魔する者のない催しだ。順調に対話(こうしょう)が進められていく。



「全員が条件を満たしているとは有り難い。もしかすると、ここで見つかるかもしれんな」


「ウフフ。気に入って貰えそうです?」


「無論だ。もう少し、お互いの事を知ろう」


「ですよねぇ。では、不躾ですが質問させてください」



 女たちは両手を頬に添えて、満面の笑みを浮かべた。しかし薄く開かれた瞳の奥には、鋭い何かが見え隠れする。決して純粋な笑顔ではないのだ。



「ええと、まずご職業は?」


「剣聖(仮)だ」


「あの、そういうんじゃなくて。例えば冒険者のランクとか。剣術指南をなさっているとか。そういう生業は?」


「何もないな。どこかの集団に所属した経験は無い」


「ふぅん……あぁもしかして! ご実家がお金持ちとか? 資産がたくさんあるとか!」


「資産とは金の事か? 所持金なら無いぞ」


「えっ! じゃあ今までどうやって食べてきたんです?」


「旅の間はイノシシを狩ったり、リンゴを採るだとか。森の恵みを分けて貰っていた」



 女性陣、小声でザワつきだす。しかし格好はすぐに戻り、先程の笑顔になる。なにせアクセルは無類の豪傑だ。金など、どうとでも稼げるようになると踏んだのだ。



「ええと、ライフプランをお聞きしても?」


「何だそれは?」


「例えばどこに住むとか、子供は何人欲しいとか」


「ふむ。嫁を見つけたら、真っ先に神精山へ戻る。以降は、そこに住み続けるつもりだ」


「シンセイザンってどこ……?」



 女達は知らない。アクセルも説明したいところだが、あいにく地図を描くことができない。


 そのうち、商人体の男が説明してくれた。神精山は大陸北西部にそびえたつ山で、秘境の極地。多種多様な獣がうろつき、まともな道は無く、冬を迎えれば木々すらも凍てつく。もちろん人里からは遠い。あまりの過酷さに、逃亡犯ですら潜伏を避けるという。まさに陸の孤島であった。


 そこまで聞くと、女の1人が脱落した。残り3人。



「えっとぉ……。山奥で暮らしたいなんて、逞しい人ですね。でも、たまには人里に降りたりするでしょう? ずうっと夫婦2人きりだなんて、流石に寂しいもの」


「いや、2人ではない。師匠を合わせて3人だ」


「その師匠と言うのは……」


「私の育て親で、とても強い女性だ。時には厳しく、また時にはムニッムニと温かく鍛えてくれたものだ」


「強くて厳しい姑ッ!?」



 それはトドメであった。辛うじて残った3人は、愛想笑いを浮かべて撤退した。彼女たちの口から「お相手募集中」と聞くことは、この先2度とあるまい。


 アクセルに対する評価は、パートナー目線で見たならば散々である。職歴なし資産なし。実家は犯罪者も寄り付かないクソ田舎の僻地で、環境は過酷極まる。しかもキツイ姑との3人暮らしが強制させられる。それは文字通りの3人。隣家など1つも存在せず、いわば浮世から隔絶された世帯なのだ。


 これでは流石にモテない。せめてアクセルが口達者であれば多少はマシだろうが、彼はバカ正直である。虚飾など考えた試しすら無い。



「なるほど。どうやら私は失敗したらしい」



 1人きりになったアクセルは、冷めたスープをすすった。どこか侘しい心地になる。それはかつて経験したことのない空虚さで、晩秋の夜風に吹かれた様な凍えも感じられた。



「難しいな、女を口説くというのも。やはり無心に剣を振り回す方が性に合っている」



 失態を演じたアクセルだが、孤立した訳ではなかった。今度は村の男達が代わる代わる訪れ、挨拶と雑談を重ねてゆく。それは食事が終わると本格化し、腕相撲に荷車曳きと、泥臭いまでの力勝負が催された。もちろん、全てアクセルの圧勝である。たとえ弱っていても、豪傑は豪傑だ。


 村人達は老いも若きもかき集めて、10人がかりで挑んだのだが、相手が悪すぎた。数的有利があっても完敗した。しかも勝者には小汗の1つも見られない。清々しいまでの負けっぷりで、悔しさなど感じようも無かった。


 そうして時間は過ぎ、日暮れを迎える。宴はまだまだ半ばだが、アクセルは十分だとばかりに席を立った。帰り際、サーシャにも一声かけておく。



「私は報告もあるし、そろそろ戻ろうと思う」


「あぁぁアクセルさん。無事なの? お姉さん達にドエロイ事されなかった?」


「いや、少し話をしてお終いだった。世に言う、縁が無かったというものらしい」


「アタシは信じてたよ、アクセルさんは簡単に靡かないって! 相手をしっかり選ぶって!!」


「私が拒絶されたのだがな。それよりもだ。どうした、酷い格好だぞ」



 サーシャは今しがた、子守を終えた所である。すでに日暮れ時だ。子供は家に帰る時間である。


 1人で大勢を面倒見るのは、大変な仕事である。その勲章として、全身が泥まみれだ。月桂樹の冠も葉をむしり取られて、枯れ枝を残すのみ。兎贄をしめす純白のローブも、無数の汚れから、白い部分を探すだけでも苦労させられた。


 それでもサーシャは両拳を強く握りしめてまで、喜びを噛み締めた。全てが成り行きだったものの、アクセルの防衛に成功したのだ。自分の汚されっぷりからして、辛勝とも言えそうだが、勝ちは勝ちなのだ。



「父さん、母さん。やったよ……どうにか守りきったんだ……!」


「それにしても、湯でも浴びたらどうだ。そこまで汚れては気分が悪いだろう」


「うん。そうしようかな。元村長の家にはね、すっごく広いお風呂があるの。水を沢山入れなきゃだけど、ちょっと仕掛けを動かすだけで、簡単にお湯が……!」



 ここでサーシャは閃く。勝利を収めた戦士は栄誉を、得難き報酬を授かるべきであると。それは今の自分にも許されるのではないか。そう思うと、緩やかに臨戦態勢(おさそいのしせい)へと移行する。


 ローブの胸元を限界まで開いた。デコルテは彼女にとって自信のある武器である。そして腰のベルトもそっと緩ませて、極力肌が露出するよう企んだ。さすがに幼さが残る為、魅惑的かと問われれば疑問が残る。だがサーシャは懸命だった。ひたむきで、アクセルの気持ちを惹きたい気持ちを隠そうともしない。


 

「お風呂、アクセルさんも一緒にどうかな? 背中を流して貰えたら嬉しいなって」


「いや、私はこれから師匠に報告せねばならん。そういった事はシセルに頼め」


「アハハッ。ソウデスヨネーー」



 惨敗。サーシャの全力は掠りもしなかった。


 アクセルは一見して隙だらけの朴念仁だが、向かい合えば分かる。想像以上に堅牢で、取っ掛かりすら見えない牙城なのだ。攻め落とすには綿密な作戦、戦力諸々が必須となる。サーシャは現実に打ちのめされつつ、トボトボと重たげにコエル邸へと戻っていった。


 一方でアクセルには、送り届けるだけの暇がない。郊外の森へと足を運び、通魂球を取り出した。すぐに報告が始まる。



「なるほどな。今日はそんな事があったのか、アクセルよ。まぁ気にするな。誰もが最初は失敗するものだ。もっとも、そこまでバカ正直に喋るうちは、上手くいかんだろうな」


「問題となったのは、収入やライフプランのようです。そちらを考慮、改善しない事には、嫁を娶(めと)る事も難しいかと」


「確かに、それは間違いでない。多くの者は、暮らしていけるだけの資産と、安定した生活を望む。だから収入源が必要で、自ずと住むべき場所も限られてくる」


「分かる気がします」


「だがな、敢えて言おう。貴様には、『真実の愛』を見つけて欲しい」


「真実の愛……?」



 アクセルには耳馴染みの無い言葉だった。しかし、胸に小さな痛みが過ぎり、脳裏でも繰り返し響いた。彼にとって、言葉以上の意味があったかもしれない。



「真実の愛とは、何でございましょうか?」


「愛とは互いを求め、赦し、尊重し合うこと。さらに想いが深まれば、己の犠牲や痛みを顧みず、相手の幸福を願うようになる。打算や勘定を差し挟む予知のない、純粋なる想いは得難い。そして尊い。それは真実の愛と呼ばれる」


「純粋なる想い……」


「せっかく旅に出たのだ。貴様には一期一会の、唯一無二の愛を探してほしいと思う」


「話から察するに、私の真実の愛は師匠。貴女に抱(いだ)いていると思われます」


「んなぁ!? 何何なな何を言い出すのか貴様は!」


「師匠の為であれば、あらゆる労苦を厭いません。命すら喜んで差し上げましょう。また、戦えと命じられれば、何者が相手でも駆逐してみせます。たとえ始祖龍や邪神の類であったとしても」


「ンミヤァァ……! きっ……貴様のそれは倒錯だ、思い込みだ! 何度も言うが私に執着するのはよせ、手頃な女を良い感じに探してこい、分かったか!」


「承知しました」



 そうして報告は終わり、ソフィアの幻影が消え去った。すると彼にしては珍しく、小さな溜息を漏らした。


 他の女を探せとの命令に、アクセルはいつものように承知と答えている。しかし、本当に納得した訳ではなかった。



「私の想いは愛ではなく、思い込みだというのか。だが、条件ならば満たしている。この齟齬は? 真実の愛とは一体何なのか……?」



 アクセルは、胸で膨らむ疑問に圧し潰されそうだ。堪らず村の中へ戻り、宛てもなく彷徨いだした。答えが知りたい。誰でも良いから教えてくれ。その一心で、静まり返る村を歩き続けた。夕闇の空からは、楽しげな声が伝わってくる。宴はまだ続いているのだ。


 誰かいないか。話し相手はどこか。彷徨い続けていると、1人の老婆と出会った。彼女は家路につく所だと言う。



「すまない。少し話を聞いてもらえるだろうか?」


「はいよ。アタシで良けりゃ聞きますとも、剣士様」


「真実の愛について語り合いたい。私に教えてもらえないだろうか?」


「は? え? 嫌だよまったく。こんな小汚ねぇババア捕まえといて、何言ってんだか。そんなのは若い娘と存分にやったら良いでしょうに」



 アクセルは意図せず、かつて見た問答を再現させてしまった。


 それから老婆と別れて、広場へと戻ってみる。しかし酒は相当に進んでおり、泥酔する者が多数。起きている者もケタケタと笑うか、支離滅裂になるなどして、話にならない。



「参ったな。真実の愛を教えてもらいたいのだが……」


「アクセルさまぁ、何を堅苦しいこと言ってんだ! 酒が足りてねぇんだよ酒が!」


「私の想いは偽物なのかグビッ。では本物とはいかなるフゴォォォ!」


「うわっ、酒弱ぇなぁ! たった一口でこれだぞ!

?」



 こうしてアクセルは、夢の世界に旅立ってしまった。意図しなかった野宿は、心配して探しに来たサーシャに叩き起こされるまで、滞り無く続いた。


 結局、疑問に対する答えは不明のままだ。しかし、それも縁である。この場で正解に辿り着けなかったのは、知るにはまだ早すぎる、という事を暗示しているのだ。






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