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  • なろう系と説話等口承文学との関係、強く共感いたしましたので、コメントさせていただきます。
    お考えとは少々違う観点になりますが、いわゆる「なーろっぱ」と、日本の説話文学や口承の芸能を下敷きにした御伽草子等に出てくる「唐・天竺」は、「おしゃれな外国で、不思議なことが起こりえる、具体的にはどことも知れない土地」として同じ機能を果たしていると思っています。


  • 編集済

    興味深く読ませて頂きました。

    とっても残念な事に、私自身は、ランキング上位に来るいわゆる「なろう系」と形容される小説群に、余り関心が湧かない。
    どうやら、私は、民話的神話的幼年期的欲求に耳を傾ける素直さもないほどに年老いてしまった様です(笑)。

    ですけど、本随筆には、興味深く唸らされました。
    なるほどね! 神話ね。民話ね。千夜一夜物語ね。

    本稿においては、著者自身が記されているように、ゲーム的要素についての考察が抜け落ちている様に思われます。
    著者が言われる様に、なろう系作家の方々が、千夜一夜物語を熟読し、これを参考に物語を構成している、ということはないでしょう。
    ゴブリンだオークだの出所は、ゲームでしょう。
    あるいは、人気ファンタジー小説などかも知れませんが、でも、「ステータス」と叫ぶと石板が宙に現れHPなどを表示してくれたりするのは、間違いなくゲームでしょう。
    似た様ななろう系作品が次々に作られるのは、「集合的無意識」などでなく、ゲームという「共通の話題、共通の世界観」が基盤にあるからでは?

    とっても残念な事に、私は、そのゲームにも余り関心がないもので、ゲーム色濃いなろう系小説にも深く関心が持てないのですが。
    でも、本随筆は、とても面白く読ませて頂きました。
    お疲れ様でした。

  • ここまで、微妙に不満感、不足感を抱きながら読んで来ましたが。
    「なろう系はライトノベルよりも、民話・説話・神話などの口承文学の方がよほど近いように感じている」
    ここに来て、突然、目から鱗です。
    後は、尻鳥様も指摘されるゲームとの関連が重要なファクターであろうと思います。

  • 私はなろう系や、悪役令嬢もの、追放ものも、カクヨムでは読んだことがありません。pixivで漫画化されたものが読めるから、活字に疎くなったから。いまさら何章も、ブギーポップは笑わない、やキノの旅、SAOみたいに追えないよ、とおもいながら若かりし頃のことを貴方の作品を読んで思い出しました。一番大事にしていたのは空の境界です。読みやすいようでいて緻密な所や設定は壮大、思春期向けでもライトノベルは立派な小説だと大人になった今なら、たとえ表紙がイラストでカラーページが挟まれていても思います。
    なろう系とは区別。
    これはまた、私の中の「読書界」に一石投じてくれる作品だ。
    そう感じました。

  • お疲れ様です。
    頷きにくい論点もありましたが、なかなか読み応えありました。

    蛇足。その貨幣的価値を無理なく具現化したものが、カクヨムやらフリー投稿サイトやらに類するシステムだと思います。

  • これはとても納得できます。
    この神話や童話的な感性を、ゲーム・クリエイターがモトネタにして、さらにその末裔としてなろう系がある、のかも知れない、という流れが見えてきます。

  • 私はネット以前の同人誌の世界を少しばかり知っているので、「無意識に応える小説」が実在していたことを知っています。この事実はたぶん貴方も気付いていると思います。
    だから、この論点には、「きわめて大量に、かつ接しやすく」という前提がただ抜けているだけですよね?

  • 「なろう系が上記に挙げた特色を帯びるのは、ウェブユーザーの無意識的欲求に応えようとした結果である」

    とても優れた着眼点だと思います。
    「作者自身も含めた」という一文を入れれば完璧だと思います。

  • 商業ライトノベルの場合は、編集者や出版社という抑制や良心(本当に良い心かは別として)もあると思います。

  • 無謀なチャレンジに期待します。
    でも、冒頭にある、あるコラムについての、
    「ライトノベルとウェブ小説の見分けがまったくついていない」
    との感想は、実態とは違うかも知れませんよ。

    本当ははっきり、または何となく、区別ついているけど、マウントやら何やら欲求を満たすため、あるいは外部からそう要求されて、わざと一緒くたにしている。

    という可能性が高いと思います。
    なぜなら、まったく区別できないヒトが、プロアマ問わずそういうコラムを書く現場に近づけるとは思えないからです。

  • 興味深く拝見させていただきました。

    私も「なろう系」は、その時その時に面白おかしくエンドレスに紡がれる作品というイメージがあったため、千夜一夜物語と言われて、なるほどなぁと感じます。

  • なるほど、と思いました。
    言葉が定義されると随分見え方が変わります。