白い飛び道具

奴隷というワードに騙されることなかれ。
心理的負荷ゼロ。好きしかない。ポメ。


(ここから少しネタバレかもしれません)
卑屈さ女々しさ依存とは無縁の主人公アウル。痛ましい過去に折れない克己心。強い大人達にただ守られている弱い存在ではなく自分の足で立っている。個性豊かなキャラクターそれぞれが互いの心の傷を癒す対等な関係でとても好ましく、皆アウル応援隊に入団を余儀なくされるはず。私は入団しました。

それと、ここには「ポメ」という飛び道具があります。作者様の近況ノートを見ればその破壊力に心の臓を射抜かれ、全人類が慄くはず。私は慄きました。

いろんな伏線も楽しみになっていて今一番、書籍化を願ってやまない作品です。