三田「みなさん、栞派ですか？　それともスピン派ですか？」

木下「俺はスピン派だな。ほんに直に着いててなくさねぇし、第一本と別に持ち運ぶ手間がないのがいい」

南　「わたしは栞派。色々な柄の栞を集めるのも趣があるし、中には短いエッセイが書いたようなものもあるし」

三田「なるほど、思ったより真面目な回答ですね。参考になります。ちなみに吉沢くんは？」

吉沢「ぼくは——」

三田（鞄から何か取り出す⁉︎ なんだ？　何が出てくるんだ……？）

吉沢「ぼくは、付箋派です」

三田「付箋？」

吉沢「ええ、気付きや感想をすぐにメモできるので栞代わりにしてるんですよ」

三田「くっ……思ったより実用的だな」

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