第6話 フイウチ

木下「いいか? じゃあ吉沢を貸出人に見立てて、三田、貸出作業してみろ」

三田「はい!」

吉沢「じゃあ何冊か本を選んできますね」

木下「おう。手短にな」

三田(吉沢くん、どんな本が好みなんだろう? ミステリ? 時代小説? 逆にラノベとか?)

吉沢「じゃあ、これをお願いします」

三田「はい、ありがとうござ」


『ノンタンぶらんこのせて』

『グリーンマントのピーマンマン』


吉沢「子どもの頃から好きなんですよね、こういうの」

三田「あ、へぇ〜」


 不覚にも南さんの気持ちを理解してしまいそうになったので、不意のギャップ萌えはお控えいただきたい。

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