靑ゐ(2023/01/29~

詞梳記(ことばとき)

déraciné

少年Aについて(déraciné)

その良心は浮世を漂うが/そのものではない/野花には未熟も裏はないけど/渡り鳥に行方を撒かせる/ミチに茂らせているやさぐれや/彼方の山山まで烏が覆う/飲み込みの悪い蕾が無軌道な/青信号を/冷え切った色彩の不細工なことと/柔軟性の浅い虫の理想論を肩書に/発育不全の天使が/瑠璃色のソラは/はじき出された刻印を架した 拙いだらけのノーテンキが具足にも洗われていきます 本日は晴天でお日柄もよくご愁傷様にも

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