幻想と王道のボーイミーツガール

等身大の男子が個性豊かな友人たちに翻弄されつつも、恋に奔走するストーリーです。とにかく比喩表現とキャラクター性、および現実と夢とが曖昧に溶け合う独特の空気感の表現が良かったです。お人好し男子と親しみやすいのにどこかミステリアスな女子のボーイミーツガールは王道で、故に他作品との差異を作るのが難しいと思われますが、その観点からもこの作品は個性的だと思いました。
ポテトチップスに喩えられてしまった先輩の青春が美しく透き通る日を、楽しみにしています。
ちなみにキャラクターはランねーちゃんが好きです。