第4話 涙

今の俺は…未だに勇者パーティの一員として旅を続けている。


わざとガイアは俺に見せつけるように皆の肩を抱いたりしている。


俺は悲しそうに目を伏せるが…クックック笑いが止まらない。


そいつら全員『俺の物だからな…』


お前が肩を抱いた…マリアは俺の為なら何でもするぜ…

エルザもリタもな…


勇者だから一線を超えられないよな…


妊娠でもさせたら旅が続けられないし…避妊紋も醜聞があるから刻めない。


だが、俺には関係ない…妊娠したらそこで旅を終わらせればよい。


それだけだ。


避妊紋を俺が刻む…それも考えたがそれじゃ面白くない。


第一俺はこれでも『子供』は嫌いじゃない...これはこの世界で村で暮らしたからか前世では考えられない事だ。


だが本当にそう思っている。


妊娠したら産ませて一緒に育てれば良いだけだ。



「どうしたの、理人…なんで泣いているの?」


「何故、偶に泣くんだ?」


「私がほら、慰めてあげるよ…」


「ありがとうな…皆…本当にありがとう…」


俺は三人を好きなのはこうなっても何も変わらない。


俺はガイアも含んで…全員が親友であり大切な存在だった。


俺の前世は『汚い物ばかりだった』


暴力を振るう親…俺が力をつけてからは逆に俺が暴力を振るった。


俺を馬鹿にして見下す存在…ムカつく女はドラッグとSEXで自分の物にしてから捨てた。


男は暴力で黙らせた。


俺には前世の中年の記憶は無い…


恐らくはそんな生活をしていたから、殺されたのだろう。


この世界は…そんな俺に『綺麗な物』『優しい者』を沢山見せてくれた。


『親友と呼べる存在ガイア』『優しくお人好しな幼馴染の女の子』


だが、あの日…それが全部崩れた。


この美しい世界でも…違った。


それが凄く悲しく感じた。


だが…もう後戻りはできない。


変えたのはガイアと俺、変わったのは此奴ら…


それでも俺は、三人を愛している事には変わりない。





赤髪でまるで野生の豹の様にしなやかな体のエルザは、今や俺だけの『女豹』だ。

鍛えられた尻を見ながら後ろから犯るのは最高だぜ。


まるで獣の様に叫びながら腰をフリフリするんだ。


綺麗な金髪の豊満な体を持つマリアは正常位が好きなんだぜ。


自分で股を開いて種付けピストンを欲しがる。


顔を見て見つめながらのSEXが好きで、俺の目を行為中に喘ぎながら見つめてくるんだぜ。


茶髪でおかっぱ頭のリダはガキっぽいにも関わらず自分からするのが好きなんだ。


犯る時は意外にも騎乗位が多いんだぜ。


しかも涎がやたら好きでキスしながら涎を飲むんだ。


三人は完全に俺の物だ...だが、何故か偶に悲しく涙が出てくる...可笑しいな。


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