アストラ・ブリンガー ~その神話は恋からはじまった~

永庵呂季

第一章 恋物語は突然に

001 一目惚れ

■西暦二〇五二年 四月二十一日

■ヴァシラ帝国 帝都ヴァンシア

■かささぎ亭


「あと十年もすれば、完璧な仮想空間での生活がストレスフリーで体感できるようになるさ。今みたいに両手にグローブをつけて、野暮ったいヘッドマウントディスプレイなんてしなくてもね」


 白を基調としたフード付きのローブを羽織っている青年が退屈そうに言った。

 癖のある青みがかった黒髪は無造作に伸ばされたまま。少し吊り上がった目元は、目の前に座っている友人を無視するかのように窓の外を眺めている。


 中世ヨーロッパの大衆酒場を模して作られている店内。

 店の名前は<かささぎ亭>。

 もしこれが本当に中世時代の酒場であるなら、真っ昼間から開店してはいないだろう。

 だが、の酒場は別である。

 午後の日差しが眩しく差し込んでくる店内は大勢の客で賑わっていた。

 

「……“なぜ俺にはいつまでたっても彼女ができないんだろう” という素朴な独り言に対する返しが、どうしてそうなるんだ? ラース」


 青年の前に座っている、もうひとりの男が言った。


 いかにも冒険者然とした格好。革の胸当てを装着し、腰には左右に一本ずつ剣を下げている。

 黄色に近い金髪は短く刈り込まれていて、好奇心が旺盛なのか瞳はいつも忙しそうに動いている。


「察してくれよヨハン。不毛な質問には答えない主義なんだ」

 ラース――と呼ばれた青年――は憐れむような冷笑を浮かべていった。


「俺の独り言が不毛だというならなあ、お前の言ったことだって不毛だよ。現実世界でグローブをはめて、頭には不格好なヘッドマウントディスプレイを付けていなければ、この世界には入れない。いや、正確にはというべきか」

 ヨハンと呼ばれた冒険者風の青年はさらにまくし立てる。

「だけどなあ、このふたつのことさえクリアすれば、この世界ではどんなことだってできる。英雄になろうと思えば、それもまた夢じゃない。だからこそ俺はどんなに野暮ったい装置だろうときちんと身につけて、今お前の目の前にいるわけだ」


「なるほどね。じゃあどうして、ヨハンが言うところの、どんなことだってできるこの素晴らしき仮想世界で、君にはガールフレンドができないんだろう?」


「まさにそこだ。永遠に解けない謎と言ってもいい。『アストラ・ブリンガー』を見つけるくらい難度の高い謎解きクエストだ」

 大真面目にそう言うと、ヨハンは両手を組んで考え込む仕草をする。


「お前がモテない理由が、このゲームのグランド・クエストと同レベルだって?」

 ラースは呆れたように天井へ視線を向ける。もちろんそこには謎を解く答えなどありはしない。木材を質素に組み上げた剥き出しのはりが見えるだけだ。


「お待たせしましたぁ。ペールエール酒お二つですね」

 エプロンを付けた給仕の女の子が愛想の良い笑顔でふたりの前に木製のジョッキを置く。


「ありがとう」とラースが笑顔で言う。「ところで仕事中に申し訳ないんだけど、君は彼のこと、どう思う? 彼氏にしてもいいと思える?」


 給仕の女の子はヨハンを一瞥すると、格別な営業スマイルで「男前じゃないですかぁ! きっと素敵な彼女さんが見つかりますよぉ」と元気いっぱいに言った。


「定型文だな。ありがとよNPCさん」

「ノン・プレイヤー・キャラクターじゃなくって――」


 ――アストラリアン。


 女の子の声に被せるようにヨハンも同じ言葉を口にする。

「このゲーム内ではNPCであるアストラリアンに敬意と友愛を。さもないと――」


「泣く子も黙る『執行者エグゼキューター』がお仕置きに来るんだろ。分かってる。悪かったよ。まったく……軽口叩いただけでゲーム内最強最悪の処刑人に出てこられたらたまったもんじゃない」


 給仕の女の子はクスクスと笑いながら「気をつけてくださいね」と言うと、テーブルから離れていった。


「良かったな。可愛い女の子が慰めてくれたじゃないか」

 ラースは意地の悪い笑みを浮かべつつ、エール酒の入った木製ジョッキを掲げる。


「アストラリアンに励まされたって、なんの慰めにもならないだろ」

 吐き捨てるようにそう言うと、ヨハンは憮然としながらラースが掲げたジョッキに自分の杯をコツンとぶつける。


「見知らぬ女の子に声をかけて冷たくされるよりましだろ」とラースが一口飲んでから言った。「慰めて欲しいときは彼女に話しかけるんだな。アストラリアンが冒険者プレイヤーに対して不利益になるようなことは絶対にしない。安定の慰め相手じゃないか」


「チッチッチ」とヨハンがわざとらしく舌を鳴らし、人差し指を振る。「その認識はちいとばかり古いぜラース」


「どういうことだ? まさかアストラリアンが敵になって襲ってくるとでも言うんじゃないだろうな」


「あくまでウワサだがね」とヨハンは少し声を潜めて続ける。「かなり深いところまでクエストを進めていくと、プレイヤーに対して敵対的なアストラリアンで組織された暗殺集団のようなものと接触できるらしい。そうするとだ、たとえばさっきの可愛い給仕の女の子が、ある日突然お前のエール酒に毒を入れるかもしれない。あるいはもっと直接的にオーダーを注文している間に毒針で襲ってくるかもしれない……ってな。なかなか刺激的な話だろう?」


「ちょっと信じ難い話だな……」とラースはジョッキを運んできた給仕の女の子を目で追いながら言った。「そんな怖いことをNPCができるなら、違法プレイヤーを取り締まる『執行者エグゼキューター』なんて必要ないだろうに」


「今回のバージョンアップの後から流れてきた噂だ。そもそもゲーム進行上の役割ロールとしての暗殺集団と、ゲームの不正行為を監視する『執行者』エグゼキューターとは、根本的な存在理由が違うだろ」


「それもそうだな」とラースはあっさり認める。


 正直に言えば、実際の真相なんてものにさほど興味があるわけではない。


 ……日々平穏。ここでこうして仕事の疲れを癒やすようにまったりしているだけで充分だ。


 まあ、噂話として聞いている分には確かに刺激的な内容だが。


「アストラリアンの暗殺集団ってのは、本当に存在するなら興味深い話だが……でもまあ、誰かの恨みを買うようなことをしてなければ暗殺されるようなこともないだろ。幸い俺もお前も同性異性に関わらず、モテすぎて誰かに逆恨みされている……なんてことすらないわけだし」


「否定できないのが悔しいな」とヨハンが悲しそうに言う。「モテないことで安心できるってのも悲しすぎる。そもそも、どうしてゲームの中でさえ――」


 ラースはヨハンの途切れることのない愚痴に首を振り、ジョッキを傾けて芳醇な香りを漂わせているエール酒を喉に流し込む。


 ……正確には、流し込んだと『錯覚』しているってだけなんだけどな……。


 心のなかで苦笑いしつつ、それでもこの、半没入型の仮想経済圏系メタバースゲームである『アストラ・ブリンガー』にログインしたときだけ体感できる不思議な感覚を楽しむようにエール酒の味を堪能する。


 もっと深く、自分の身体がそっくりそのままこの世界へ入っていけるような技術が開発されれば、今飲んでいるエール酒にしても、本当の味を楽しめるのだろうか?


 データとしての味覚と、体感としての味覚。味が数値化されている世界と、曖昧だが確実に本当の味わいを実感できる現実世界。


 自分にとってどっちが快適なのかは、もはや答えに迷うほどに仮想世界は現実へと追いついてきている。


 目の前で同じようにエール酒を飲んでいる、このゲームの世界で知り合った友人であるヨハン・リップストーンにしても、その肩を軽く叩いてみれば、その感触を『錯覚』として彼は知覚するだろう。


 改めて考えてみれば凄い技術である。


 いったい、誰がどんな理由で、たかがゲームのためにここまで現実世界の感覚再現度を高めようと頑張っているのだろう?


 もちろんその技術はゲームだけではなく、様々な分野でも応用が可能だということもわかる。

 しかし、革新的なこの技術の先駆けがゲーム制作という遊び目的――あるいは単に利益を追求した結果としての娯楽提供――に端を発しているのも事実だ。


 最初はゲーム。じゃあ最終的に目指していることは……。


「――って、聞いてんのかよ、ラース! ラグってるのか?」

 ヨハンに身体を揺すられているという『錯覚』のおかげで、ラースは思考を中断することができた。


 これだって凄いことだ、と思った。


「ごめん。まったくなんにも聞いてなかった。いつもの冴えないジョークのオチが終わっているとありがたい」


「ああそうかい。そこまで爽やかに話を聞き流していることを白状されると、こっちまで清々しい気分になるよ。お望み通り爆笑するチャンスを逃したな。たった今、オチを話し終えたところだ」

 ヨハンはそう言うと窓の外を眺める。


 石畳が敷かれている外の通り、通称<職人通り>スミス・ストリートはいつも冒険者プレイヤー達の活気に溢れている。このストリートには冒険に必要なあらゆるものが売られているし、この世界における衣食住を充実させる店舗も所狭しと立ち並んでいるからだ。


「ここから見る外の通りには、何十組ものカップルがいるってのになあ……」

 ヨハンが頬杖ついてため息を漏らす。

「まだ言ってたのか」とラースが呆れる。「そんなに恋人が欲しいの?」

「いや、正確に言えば、恋人を作る前段階。つまり大恋愛に心踊るハッピーな日々ってやつを、久しぶりに思い出したいわけなんだよ」


「ヨハン……お前、今年二十六歳だろ」

「ああ、そうだよ。なんだ? 二十歳を過ぎたら恋愛モードでワクワクしちゃいけないって法案でも可決されたか? あと半世紀で二十二世紀になるっていうのに、俺の恋愛事情はまったく未来的な感じがしない」

「なんていうか、意外に乙女な部分があるよな、お前って」


 ヨハンは喉を鳴らしてエール酒を飲み干すと、木製ジョッキをテーブルに勢いよく置く。

「別にリアルを詮索するつもりはないけどなラース、お前だって恋のひとつやふたつ、したことがあるだろうが? 俺と一緒で今年二十六になるんだからな」


「……いいかい、あと十年もすれば完璧な仮想空間での生活がストレスフリーで体感できるように――」

「それはもういいっての」とヨハンは立ち上がる。

「今日はもうアウト?」とラースが訊く。

「いいや。ちょっと日銭を稼ぐのに丁度いいデイリー・クエストがあったんでね。お前も行くか?」


「うーん……パス。あんまり気が乗らないな」

「そうか。ほんの数分、フィールドで獰猛な野犬サベージ・ドッグを数体倒せば二百ドエルもゲットできるんだってよ。春の感謝祭クエスト」

「それはいいな。気が向いたら行くかも」

「期間中は一日一回チャレンジできる。こういうときにマメに稼いでおかないとな。ミア嬢みたいにギルドに所属してりゃあ、貢献度によって多少の配当が毎日得られるけど、俺やお前みたいな根無し草は、ゲームの世界でもこつこつ稼がないとエール酒代も払えやしない」


「そういや今日はミアもヴィノもまだ会ってないな」


「ミアはギルドでレイドボスを倒すってんで協力要請があったらしいからな。しばらく戻ってこないだろう。ヴィノに関しては……」

 ヨハンはそこまで言って肩をすくめる。

「どうせ、どこかで調子よくリュートでも奏でながら女の子を口説いている最中だろうさ」


「ああいう女性に対する物怖じのなさっていうのは天性のものなのかな? それとも努力によって習得するスキルのようなもの?」

「あいつの場合は……悔しいけど天賦の才ってやつかな」


「ヨハンもあれくらいフットワークが軽ければ、窓の外を恨めしそうに眺めることもないだろうにな」と意地悪くラースは言う。

「どうかねぇ」とヨハンは意外と冷静に言葉を返す。「ヴィノみたいにカジュアルに女の子を追っかけ回すのも、まあ相手が迷惑にならない程度なら楽しいんだろうけど……なんていうか、会った瞬間恋に落ちるような、激しいラブロマンス的な恋愛ってのをしてみたいんだ、俺は」


「なんでまた?」


「せっかくゲームの設定が中世を模したファンタジーな世界なんだぜ? 騎士と王女の色恋沙汰こそ、こういう世界では最高のおとぎ話だろ」


「ドン・キホーテとか?」


「なんでお笑い担当なんだよ。もうちょいロマンチックな方がいいな。『トリスタンとイゾルデ』とか」


 ……それって確か悲恋な物語じゃなかった? 

 と思ったがラースは言わずにおいた。


「まあ今回のデイリー・クエストは数分で終わるけど、これだってもしかしから恋がはじまる出会いがあるかもしれない」

 ヨハンは目を輝かせて言う。


「それって一目惚れってこと? じっさいそんなことってあり得るのかねぇ」


 ラースにとって、相手の中身――精神的な部分。考え方や価値観――について、なんの情報もない相手を、たとえどんなに造形が素晴らしかろうと、好きになれるものだろうか、と本気で思っている。


 この『アストラ・ブリンガー』というゲームの中で、生身の自分の代わりに動き回るアバターとしての自分は、どんな顔かたち、背の高さ、あるいは性別であっても、ほぼ自由に生成することができる。


 だから、見た目だけで言うのであれば、最高に可愛い女性も、最高にカッコイイ男性もたくさんいる。

 だからといって、その内面が見た目に比例して素晴らしい人格であるという保証など、どこにもない。


「一目惚れする、しないは別にしてだ」とヨハンは続ける。「こんなところで何時間、椅子を温めていたところで、美女と出会って恋に落ちることはないだろ?」

「そりゃまあ、そうだ」

「そういうこと」とヨハンは小銭をテーブルに置く。「じゃあな」

 フード付きのレザー・ハーフマントを羽織る。腰の両側に収められている二振りの剣の具合を確かめると、ラースの肩を軽く叩いて店を出ていった。

 ラースはエール酒を一口飲んでから、空席になった正面のイスをぼんやりと眺め、一目惚れについて考えてみる。


 恋愛経験が豊富だとは、とてもじゃないが言えないけれど、その数少ない体験の中で、一瞬で恋に落ちたなんてことはなかったと思う。


 どちらかといえば、相手と出会ってから打ち解けて気軽に軽口が言い合えるまで、他人に対しての興味が薄い。

 

 総じて受け身の姿勢であり、相手からの好意が感じられて、はじめて自分も心を開く。

 恋愛に限らず、友だち付き合いにおいても同じようなものだ。自分が誰かに積極的にアプローチしていった記憶なんてほとんどない。


 窓の外へ視線を移す。


 ヴァシラ帝国の首都ヴァンシア。その中でも最も活気のある区画である職人通りスミス・ストリート

 よくよく観察していれば、腕を組んで幸せそうに歩いているカップルはあちこちにいる。

 たとえそれがゲームの中で、仮想的な触れ合いだとしても、彼らの表情は生き生きとして幸せそうに見えた。


 ……一目惚れねえ。


 やはりピンとこない。自分の一目惚れに関する知識はせいぜい週刊少年誌によくみられるご都合主義と実用主義を兼ね備えたハーレムのような日常を描くマンガくらいだ。それらはコミカルで、常に女の子が自分の味方で、どちらかといえば勝手に惚れてくれる便利な世界だ。


 自分がそんな世界の主人公となって恋愛体質な毎日を送っていることを考えると、あまりにも不似合いすぎて失笑してしまう。


 ……いい年こいて何考えてるんだか。


 目をつぶって首を振る。この変な妄想をかき消そうと再び窓へ視線を送る。

 すると、さっきまでヨハンが座っていた席に誰かが無遠慮に座り込んできた。


 自分の前に何も言わず座ってくる相手は三人だけだ。

 さっきまで一緒だったヨハン。それにヴィノとミア。


 横目で見た限り、体の線は細い。ということはミアだろう。

 たしかギルドの要請でレイドボスの討伐に行ってるんじゃなかったか?


「けっこう早かったね。もしかして楽勝だっ――」

 そこまで言って視線をテーブルに向ける。


 座っていたのは知り合いの女修道兵モンク、ミア・ハニガンではなかった。


 見たこともない美少女が伏目がちに座っていた。

 

 ラースはその美しさに、思わず息を呑んだ。


 光の加減によって銀色にも見える、儚さを具現化したかのような淡いプラチナブロンドの髪。

 綺麗に整っているまつ毛の下にある、深い煌めきを宿した蒼碧の瞳。

 青と白を基調とした、清潔感のある法衣。その服を着ているということは、彼女の職業が女神神官ディータ・プリーストであることを暗に示している。


 このゲーム『アストラ・ブリンガー』でのアバターは、その気になりさえすれば、造形の細部まで徹底的に作り込むことができる。もちろん、そのためにはそれなりの技術と知識、さらにはこだわり抜くための忍耐力が必要にはなってくるが。


 その意味において――それが彼女に対しての褒め言葉になるかどうかはわからないが――彼女のアバターは紛れもなく一級品の造形だと言えるだろう。


 ラースは彼女の公開情報を開いてみる。自分の視界にウィンドウがポップアップして、相手が公開している情報が表示される。


 名前はバーナデット。ラストネームやミドルネームは表示されない。レベルは三十五。女神神官として帰属している女神はイルナス。


 それにしても……とラースは思った。一体どういう理由でこの席に座ったのだろうか。

 誰かとこのテーブルで待ち合わせをしているのだろうか。

 ラースは周囲を見回すが、他に待ち合わせでウロウロしているような客は見受けられない。


「あのぉ……」とラースは恐る恐る女神神官ディータ・プリーストの美少女に話しかける。

「静かに」

 即座に彼女の可憐な人差し指が艶と弾力のある薄紅色をした口唇の前で直立する。

「お願いだから何も話しかけないで。数分で出ていくし、貴方に迷惑はかけません」


 静かな、それでいて明瞭に聞き取れる美しい声だった。そして、その声音には、こちらのさらなる反論を封じる特殊なスキルが発動しているかのごとく、従わざるをえない不思議な力があった。


 ラースは思わず口から出そうになった言葉の数々を飲み込んだ。

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