小説書く上でのこだわりについて

神在月ユウ

1. これまでの道筋など

 アラフォーのわたしが文章を書き始めたのは、高校二年だったと思います。学校のパソコン室(当時はWindows2000・縦横比4対3のディスプレイ)で、タイピングの練習がてら、ちょっとした小話を書いたのがきっかけだったと思います。

 時を同じくして、当時やっていたガンダムSEEDのノベライズを読み始めたことで、初めて「小説」に触れました。これまでアニメか漫画しか見てこなかったわたしにとって、小説とは「ちょっと面倒くさい」イメージがあったんですが、当時SEED小説の中で、地の文でいろんな設定が書かれていて「へぇ、そういうことなんだ…」と関心したことが、小説を買い始めたきっかけでした。

 それからというもの、「着信アリ」シリーズなどのホラー小説や、「リアル鬼ごっこ」など山田悠介さんの作品を読み漁ったりとしたものです。


 大学生になると、ガンダムの妄想小説や、「おジャ魔女+仮面ライダー龍騎」な二次創作を書いては友人数人にちらっと見せつつも、あくまで個人的に書くこと自体を楽しんでました。

 高校時代の友人からTRPGに誘われたのはその時期でした。

「小説書いてるから、TRPGのシナリオとか書いてくれるんじゃないかと思って」

 そう言って誘われたのです。

 それから何度かTRPGのセッションに参加し、とうとう自分でゲームマスターを担ってシナリオを作成。「なのは」の世界観で「セブンフォートレス」やったのですが、多分それで20シナリオくらいのキャンペーンをやったと思います。

 TRPGにはリプレイという、セッションの様子を文章に起こしたものがあるんですが、それとは違い、わたしは「もしスムーズに、こんな進み方をしたり、本当はこんなギミックを用意していた」という「if」を込めて、ノベライズとして文章に起こし、TRPG仲間に公開しました。

 全員が全員好意的に読んでくれたかはわかりませんが、友人のひとりから、

「面白かった。俺のキャラはあんまりうまいこと喋れなかったけど、やりたかったのはあんな感じなんだよ。次回作に期待だね」

 こんな風に言って貰い、すごくうれしかったことを覚えています。


 実はまだTRPG続けており、そこではわたしのオリジナル世界観を使って「メタリックガーディアン」のゲームマスターをやっています。これも20シナリオくらい続いているキャンペーンで、最初の数シナリオのノベライズをカクヨムでもアップしています。オリジナルは同じくアップしている「君が手にする魔法の剣」です。


 そんなこんなで今に至っているわけですが、♡や☆がつく度に舞い上がり、それを糧に生活している節があります。

 今後は、本筋の作品が書けないときなど、少しずつ「こんなことを考えて」「実はこんなこだわりがあって」という胸の内を吐き出していこうと考えております。

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