【コミックス1巻12/19発売!】ニチアサ好きのオタクが悪役生徒に転生した結果、破滅フラグが崩壊していく件について

烏丸英

各キャラクター、元ネタの紹介

人物、元ネタの紹介(随時更新予定)

・ユーゴ・クレイ(呉井雄吾)


雄悟が憑依してしまった彼と同姓同名の人物。ルミナス学園高等部に進学したばかりの15歳

【ルミナス・ヒストリー】においてはプロローグのボスを務め、その後は何もかもを失いながら主人公と敵対し、最後には最愛の弟であるフィーを生贄に魔剣を召喚し、主人公たちとの戦いに敗れて無様に死ぬキャラ


……だったのだが、その中に善良な人格の雄悟が入ってしまったからさあ大変。

ゼノンの挑発に乗ってクレアを賭けた試合に敗北した直後の彼の肉体に入った善良な魂は、文字通り目覚ましい変化をもたらしてみせた。

内に秘めた才能を引き出せるイメージの力を持つ雄悟のお陰でその実力が開花し、人間性もまともになったため、友人もできた。


現在は弟のフィーのためにも異世界で最高のヒーローになることを目標に努力中。

異世界で弟にヒーローについて教えながら自分の道を突っ走る彼は、無自覚のうちにどんどん自分や他人の破滅フラグを粉砕していくのであった。


『裏設定』

名前の由来は仮面ライダークウガの主人公「五」代「雄」介+両手剣のクレイモア。

性格的には上記のキャラにハーフボイルドな某探偵のエッセンスも加わっている。


・フィー・クレイ


ユーゴの異母兄弟で、学園一の嫌われ者であり、家を勘当された彼を唯一見捨てなかった味方。

あまり体が丈夫ではないため、魔導騎士としての才能はないが、その頭脳はかなりのもの。

ユーゴのブラスタの調整を一人で行うなどの技術力も有しており、将来有望な人材としてユーゴ(雄悟ではない)も目を着けていた模様。

クレイ家の人脈を活用して事件や魔鎧獣の情報を調べたりもする、立派なサポート役である。


『裏設定』

名前の由来は左側担当な兄に対する右側(Wのフィリップ)から。

性格が魔少年って感じじゃなくて普通の純粋ショタなので、多分この子が本作のヒロインだと思う。



・メルト・エペ


クレアに並ぶもう一人の人気ヒロインで、彼女とは逆に天真爛漫な明るい性格が特徴の犬系ヒロイン。

彼女以上のスタイルを持ち、ラッキースケベイベントが多発するキャラでもあるので、転生者たちもパーティに入れようと狙っていた。


本来は完全にユーゴへの好感度が下がった状態で登場するのだが、ゼノンがそうなる前にユーゴを倒し、彼の中に雄悟が入ったことで性格が百八十度変貌した後の弟や子供に優しいヒロイックな性格のユーゴしか知らないため、彼を気に入って転生者たちの魔の手を振り切ってしまう。


その後はユーゴのことを友人としてだけではなく、男性としても好意を持って見ているようで、衆人環視の前で彼とキスをしてみせた。

本来、クレアが行うはずだった彼とのキスイベントの相手が彼女に切り替わったことで転生者たちも異常事態をはっきりと把握し、ゼノンもまた自分の失敗を自覚するに至ったようだ。


『裏設定』

名前の由来はメルト(溶けてしまいそうなあの歌)+エペ(剣)

歌と剣、そして紫色がイメージカラーなポンコツということでわかってる方はわかっているでしょうが、モチーフは『ドキドキプリキュア』のキュアソード(剣崎真琴)です。

加えて、明るい性格を持つキュアドリーム(夢原のぞみ)とキュアハッピー(星空みゆき)の要素も足してます。


前者は口癖の「けって~い!」に、後者はメルトの初登場回のタイトルに少しずつ要素を仕込んでおきました。



・マルコス・ボルグ


俗にいう、最初は嫌な奴だけど段々といい奴(コメディリリーフ)になっていく貴族キャラで、【ルミナス・ヒストリー】でゲーム序盤から仲間にできるキャラクター。

左腕を肩まで覆う装甲と鋏が一体になったギガシザースという魔道具を使い、特に物理防御に秀でている。


ユーゴに対して嫌悪感を募らせていたが、強力な魔道具であるガランディルを持つ彼には敵わないと見て、機会を窺っていた。

その後、彼が勘当を機にガランディルを没収されたことを知って決闘を申し込むが、結果は惨敗。ここからマルコスの運命が変わり出す。

ユーゴとの関わりの中で見失っていた自分自身を取り戻し、彼を好敵手(友人)と認めるようになり、現在は完全に親友ポジに収まっている。


『裏設定』

名前の由来は、大剣=クレイモアのユーゴに対するゲイ・ボルグ=槍。だったり、龍騎に登場する蟹のモンスター、ボルキャンサーだったりするのですが、一番はRXの武器、リボルケインだったりします。(つまりこいつも由来は実質剣)

あとは、後の展開でユーゴと同じく鎧を着せられたらな……と考えていたりもしています。

裏モチーフは『仮面ライダードラゴンナイト』に登場する仮面ライダーインサイザー(龍騎のシザース)に変身するリッチー・プレストン。小説版で改心する金持ちキャラです。



・アンヘル・アンバー


工業科の高等部一年生。ユーゴたちとは同い年。

気まぐれだが天才的な才能を有しており、初等部から工房に出入りしては魔道具の製造や改造に関わっていたので腕前は相当なもの。

ブラスタの強化改造を目的に工房にやって来たユーゴと出会い、彼と意気投合。技師としてその依頼を受けることになる。


信条として、「正しいことに使われる魔道具を作る」というものをもっており、これは相手が信用に足る人物かどうかを確かめるという意味だけではなく、自分が作った(改造した)魔道具が人の心を歪めないかどうかも気にしているということ。


強い力を持つ魔道具だからこそ、それを作る、手入れする者には使い手以上の責任が問われる。

気まぐれな性格ではありますが、そういった自覚を持った上で技師として活動している人物。


羞恥心が薄いというか、胸の大きさを活かしてユーゴやフィーをからかうことを楽しんでいる様子。

そういった面はフィーの教育に悪いとユーゴから警戒されている。


『裏設定』


名前の由来はアンヘル(こちらも歌)+橙色の宝石のアンバー。

オレンジ色のプリキュア、特にキュアルージュ(夏木りん)とキュアサニー(日野あかね)をモデルにしています。


元気いっぱいで天然入ってる主人公(ユーゴ)に対するツッコミ役であると同時に彼と一緒に暴走するキャラ……という感じです。


あと、メルト以上の巨乳で胸の谷間が四次元ポケットになっています。(大事)



・ゼノン・アッシュ(灰野瀬人)


この世界に転生してきた人間が生み出した分身。自身が考える格好いい主人公の要素を詰め込んで作成されたキャラ。

中に入っているのは灰野瀬人というゲームマニアで、自身の推しキャラを集めたハーレムを作りつつ、英雄になることが夢。


その目的を達成する際、最推しキャラであるクレアのファーストキスを守ろうと予定を前倒ししてユーゴを倒してしまったことが彼の転落のきっかけになるとは、誰も想像していなかった……。


現在は色々あってゲームオーバー状態になり、部屋に引きこもっている。


『裏設定』


名前の由来は厨二っぽい名前+灰を意味するアッシュ。

転生者が自分をモデルに作ったゲームキャラっぽい名前にしてます。




・クレア・ルージュ


この世界の元となったゲーム、【ルミナス・ヒストリー】で看板ヒロインを務めるキャラ。

金髪蒼眼の貞淑な巨乳ヒロインという王道さで多くのプレイヤーを魅了している。


自分をつらい境遇から救ってくれたゼノンに感謝しているが、彼の言動に何か違和感を覚えてもいる様子。

有名な貴族の娘ということで、それに相応しいおっとりとした優しい性格をしている。


ユーゴとの関係は微妙であるが、ゼノンとの決闘以降性格が逆転した彼に対して、改めて信頼を寄せ始めている。



『裏設定』


実は名前の由来とかが特にない、ゲームの正統派ヒロインっぽい感じを詰め合わせて完成したキャラ。


本来は流されがちな性格が主人公との関わりによって一人の自立した人間へと成長していくのだが、その機会がゼノンによって奪われてしまっている。

ユーゴには嫌悪感を抱いているが、フィーに対して優しくしているところなどから彼のいいところも理解していた。


今もゼノンを支えようとしており、ユーゴの影響もあってか少しずつ本来のルートを辿った場合の彼女に近付いてきている。

主人公(ゼノン)がゲームオーバーになった後で正しく成長していくということを考えると、なんとも皮肉な話だ。




・ラッシュ・ウィンヘルム


やや独善的な性格をしている高等部一年生。

そこそこ有名な家柄で、一族には魔導騎士が多い。

そういった背景から生徒たちからの人気も高く、取り巻きも多かった。


ユーゴとはメルトと関わったことで出会うことになる。

分身を生み出せる指輪とかまいたちでの攻撃を可能にする剣という二種類の魔道具を使いこなし、その実力はゼノンが認めるほど。


しかし、自分の実力に自信を持ち過ぎている部分があり、ユーゴに敗北した際はゼノンの言葉もあって、彼が不正を働いたと思い込んでしまう。

ユーゴに絡んだ時もそうだが、総じて思い込みが強く独善的な人間であり、それによって周りが見えなくなるという大きな欠点も抱えている。


そういった部分を付け込まれ、謎の人物から渡された蟹の鋏(魔物の一部)を用いて、魔鎧獣へと変貌。

自身の成長のために自分の取り巻きを含む大勢の人々を捕食させて強くはなったが、紫の鎧を発現させたユーゴには敵わず、敗北。

その後は口封じと見せしめのために謎の人物に殺害された。


『裏設定』

名前の由来は連続攻撃を得意としているのでラッシュ+防具のヘルム


ユーゴと関わって良い方向に変化したマルコスとは逆の、ゼノンと関わったことで悪い方向に変化してしまうキャラとしてデザインしました。



・ブラスタの設定やイメージ


分類:鎧型魔道具


平時は赤い魔法結晶が埋め込まれた銀色のブレスレットの形状を取っているが、装着者の魔力に反応して内蔵している微粒子金属を鎧状に変化させて装着させる機能を持っている。


鎧の色は黒で、両手首(手の甲側)、足首(外側)に魔力結晶が埋め込まれており、ここに魔力を集中させることで打撃威力を上昇させることが可能。

ただしそれ以外の能力は存在せず、鎧特有の重さも相まって強力な魔道具だとは思われていない。


ユーゴのブラスタはフィーによる調整が行われており、内蔵している微粒子金属の量が多い。

そのため、通常の物と比べると重さが増しているものの、修繕速度や金属を一か所に纏めて攻撃力を上昇させる、四肢の形状を変化させるといった使い方が可能。

また、手にした物体が剣に近ければ、それを微粒子金属でコーティングして武器に変化させることができる。

また、アンヘルの改造によってドリルをはじめとした様々な形への四肢の形状変化機能も手に入れた。


モデルは上記の通り、仮面ライダーBLACKSUN


『紫の鎧』


正式名称は現時点では無し。

ブラスタの微粒子金属がメルトの魔力を吸って強化された結果、重さが増した代わりに通常形態とは比較にならない硬さを誇るようになったもの。


全体的に重厚さを増した造形になり、鎧の色も紫を基調としたものに変化している

この形態に変化した場合、作り出される剣の切っ先にマルコスのギガシザースの鋏部分が変化した黄金の刃が装着される。


実質的に三人分の魔力が込められた形態であるため、そのパワーと防御力は通常形態を遥かに凌駕するが、やはり重さが尋常ではないため移動速度が落ちる。

また、鎧の形成に微粒子金属の大半を用いているので、四肢の形状変化に関してはあまり得意ではなく、剣を用いた近接戦闘や相手の攻撃を耐えるために用いられる形態となっている。


モデルはクウガの(ライジング)タイタンフォーム。



『炎の鎧』


紫の鎧と同じく正式名称は無し。

スケルトンホースのスカルから貰った炎属性の魔法結晶を用いて開発された形態だが、現状はまだ未完成。


炎属性の魔力を最大限に活用することで身体能力の爆発的な上昇と鎧自体の性能強化が見込める切り札であるが、使用者に多大な負担を強いる諸刃の剣でもある。

身体能力と魔力の量に優れるユーゴであっても、現状は五分間限定の使用を厳命されており、それを破るとアンヘルからの厳しい仕置きが待っている。


その状況を打開するため、ユーゴも訓練を重ねているようだ。


モデルは仮面ライダー1号。(首から噴き出す炎がマフラー状になっているのはそのため)

……だったのだが、最近の作品でこれに滅茶苦茶近い形態が出てしまってビビっている。



・その他、タイトルやらなんやらに含んだ小ネタの解説


キャッチコピーは仮面ライダー電王の『時を超えて、俺、参上!』のもじり。


同じく第一話は仮面ライダーゴーストのキャッチコピー、第二話は初代プリキュアの

主題歌の印象的なフレーズから。


他にもタイトルに含まれた特撮ネタは多くありまして……


『変身アイテムだァァァッ!!』=五星戦隊ダイレンジャーのタイトルのもじり


『何故、弟は兄を信じるのか?』=仮面ライダードライブのタイトル法則から


『我が全身全霊をかけて~』=仮面ライダーリバイスの登場人物、門田ヒロミの決め台詞から


『最初の怪人は蜘蛛男って相場が決まってる』=仮面ライダーシリーズの最初の敵は蜘蛛モチーフの怪人であることが多いことから


『ゲキゲキ!刺激的な俺流拳法』=獣拳戦隊ゲキレンジャーから。ユーゴの戦い方や決め台詞の「ノック・アウト」は同作の追加戦士、ゲキバイオレットがモデル。


『とあるえら~いバイオリニストの言葉』=紅音也、えら~い人だ。(仮面ライダーキバを参照、ついでのこの回でのユーゴのマルコスへのアドバイスもこの人の台詞)


各章を締めるユーゴの台詞は特捜戦隊デカレンジャーの事件解決後の決め台詞が元ネタです。


他にもたくさんあるのですが、全て書いているととんでもないことになるので皆さん自身の手で発見してやってください!

ここに記載されていないキャラの紹介はおいおいやっていきます!





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