男はつらいよ、どこまでも! ああ……、よくぞ、描いてくれました。

「父親というのは難しいものだ」

いや、もっと言えば、限りなく悲しい存在かも知れません。

自ら名乗り、娘を持つ父親としては正に同感です。よくぞ、仰ってくれました。
遥か昔の映画「男はつらいよ」まで思い出されてくるのは僕だけだろうか……。


子供たちが息子や娘に関係なく、女房ほど重要視はされません。
特に社会人の現役生活を卒業し、家内を先に亡くして、ひとり終活を迎えれば迎えるほど、悲哀を感じてきます。
息子の幼い頃、一緒にキャッチボールした光景を思い出すシーンに涙まで溢れてしまいました。
でも、笑ったまま、美しい樹木の下で永久の眠りにつきましょう。俺は精一杯生きたと満足しながら。