第24話 メチャクチャにして?

 思えば、ここ最近は外に出掛ける機会が多かったように思う。


 あるいは、複数人でイベントごとみたいなのを開いて。


 だから、こんな風に……


「ねぇ、ショータ~ん♡」


 彼女と2人きりでまったり過ごすのは、久しぶりだ。


「な、なに、リナちゃん?」


「呼んだだけ、えへへ♡」


「あはは……」


 先日、チャライケメン達からリナちゃんを守って以降。


 ますます、俺にベタベタ甘えるようになって来た。


 いや、こんな可愛いギャル彼女に甘えられて、決して嫌なんてことはないけど。


 ちょっと甘々すぎて、油断すると脳みそがトロけてしまいそうになるから。


 精神衛生上、少しくらい距離を置いてもらった方が良いと思うんだけど……


 もにゅっ。


 ほら、おっぱいもさっきから、遠慮なく当たっているし。


 ていうか、押し付けられている。


 むぎゅぎゅっ、て。


 凄まじいボリュームと弾力を感じる。


 このイケないGカップめ……


「……そうだ。今日はショータにお願いがあるの」


「え、お願い?」


「うん」


 リナちゃんが、ふいに切実で、真剣な眼差しを向けて来る。


「お、俺に出来ることなら、何でも」


「大丈夫、簡単なことだから」


「えっと、何をすれば……」


「あたしのおっぱい、鷲掴みにして」


「……またいきなりだなぁ」


「いきなりじゃないし。あたしはいつだって、ショータにおっぱいメチャクチャにされたいんだから♡」


 このドスケベギャルめ……


 クソほど可愛すぎるけど。


「それに、ちゃんと理由があるんだよ」


「どんな?」


「ほら、この前、あたしん家でからパしたっしょ?」


「うん」


「その時、メイちゃんに……めちゃくちゃ、気持ち良くされちゃったでしょ?」


「う、うん」


「メイちゃんはハイスペだから、すぐにあたしのテクを吸収して成長したのかと思ったけど……よくよく考えると、大貫に仕込まれたのかなって」


「……あぁ」


「だから、あの時、あたしは……大貫のテクに……オエエエエエエェ!」


「ちょっ、リナちゃん!?」


「はぁ、はぁ、ごめん……どうしても、あのチャラ男がアレルギーで」


「うん、そうだね。リナちゃん、ギャルだけどチャラ男が嫌いだもんね」


「ふふ、そうだね」


 リナちゃんは小さく微笑む。


「だから、ね? ショータの手で、上書きして欲しいの」


「な、なるほど……」


「あとこの前に見せてくれた、ショータの成長した握力も味わいたいし♡」


 やっぱり、クソエロいだけじゃないか、このギャル彼女は。


 しかし、こんな風に可愛くおねだりされたら……


「……わ、分かったよ」


 俺は頷く他ない。


「じゃあ、お願い」


 そして、俺はリナちゃんの背後に回る。


「い、行くよ?」


「はぁ、何かドキドキしちゃう」


 クソ、可愛いな。


 落ち着け、俺。


 決して、暴走するな。


 下手にリナちゃんを刺激してエロ声を響かせられると、ご近所さんにあらぬ噂が立ってしまうから。


 そっと、触れる。


「んっ……」


 相変わらず、柔らかくて、ふわふわで。


 それでいて、ずっしりと重い。


 さすが、Gカポー。


 まさか、この冴えない俺が、こんな素晴らしいおっぱいをモノに出来るだなんて。


 少し前は、想像だに出来なかった。


 その興奮を押し殺すようにしながら、俺はリナちゃんのデカパイを揉みしだく。


「はぁ、はぁ……ねぇ、ショータ」


「あ、痛かった? 力、弱める?」


「ううん、その逆……もっと、強くして?」


「じゃ、じゃあ……少しだけね」


 もぎゅっ、もぎゅっ……と。


「んはッ!」


 リナちゃんの声が上ずった。


「リ、リナちゃん。悪いけど、あまり声は響かせないでくれるとありがたいなって……」


「うん、分かった。あたし、がんばって我慢するから」


 と、健気に言ってくれる。


 俺はそんな彼女を信頼して。


 もぎゅっ、もぎゅっ、もぎゅっ。


「くふぅ~……」


 リナちゃんは手で口を押えて、必死に声を我慢している。


 ぶっちゃけ、その姿がクソエロい。


 ていうか、リナちゃんって、もしかして結構ビンカン?


 いや、あるいは、もしかして……


 もぎゅううぅ。


 つい、力が入ってしまう。


 すると――


「んはあああああああああああぁん!」


 と、ドデカい声が飛び出した。


 俺はギョッとして、


「リ、リナちゃん!?」


「あ~ん、ショータ、もうダメェ! リナのおっぱい、メチャクチャにしてぇ~!」


「リナちゃああああああああああぁん!?」


 俺はやめてくれと言う意味で叫んだ。


 しかし、そんな言葉とは裏腹に……


 むぎゅっ、もぎゅっ、ほぎゅっ、はぎゅっ。


 マイハンドが、いたいけなリナちゃんのおっぱいを弄んでいるぅ!?


「はああああああああああああああぁん!」


「うわあああああああああああああぁ!?」


 2人して、遊園地の絶叫系に乗っているのかってくらい、叫んでしまう。


 これ、もし親がいたら、ジ・エンドです。


 でも、さっきも言ったように、ご近所さんには聞かれちゃったかも。


 けれども……


「……んはぁ、はぁ……ショータ♡」


 こんなエロ可愛い彼女を見て、もはや理性を保つ自信がない。


「リナちゃん」


「なに?」


「俺、今日は本番はナシで……乳揉みだけで、リナちゃんを絶頂させたい」


「ふふ、もう。それならさっきからとっくに何度も……だから♡」


「リナちゃん……」


 その後、メチャクチャにした。




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