精神障がい者泡沫記

羽弦トリス

第1話自己紹介

一体、作者がどんな人間なのか詳しく自己紹介します。

43歳、既婚者、子供1人。

鹿児島県出身で、高校卒業後、関東の大学の法学部法律学科に入学して弁護士を目指した。

しかし、母親が子宮ガンに倒れた。

学費を出してもらうことに罪悪感を抱き、1年で自主退学して地元に戻り働いた。

その3年後、母親の仕事復帰を見届けて単身名古屋に移り住む。

友達の家に1ヶ月間居候して、バイト代を貯めて賃貸マンションに移り一人暮らしを始めた。

財布に3万円とバック1つで、自立したのは奇跡かも知れない。

お世話になった友達は、今は行方知らず。

それから、2年後、 名古屋港の団体職員となる。

ここで、朝から翌朝までの夜勤などハードな仕事をこなしていた。週に2回は職場に泊まった。

夜中の3時頃仕事が終わると、職場のタクシーチケットで自宅まで只で帰っていた。途中、コンビニへ寄り缶ビールを飲んだ。

疲れ切っていたが、あの缶ビールは格別に旨かった。

勤続6年目。

仕事のミスを繰り返す。疲れているのかと思い1週間休んだがミスは増えた。

勇気を持って、心療内科にかかると、「うつ病」と告げられた。


それから、長い闘病生活になった。仕事を3ヶ月休んだが、精神安定剤で眠くて仕事にならなかった。

結果、団体職員を辞めた。周りは、冷たい態度で別れの挨拶もしなかった。

6年治療しても良くならないので、藤田保健衛生大学病院で診察してもらうと、統合失調症と告げられた。

僕が精神を分裂させる筈がないと、鹿児島大学病院で診察を受けるとやはり、統合失調症だと言う。

それから、統合失調症の治療を開始した。

先ず、ジプレキサというのは統合失調症の薬で太った。

口渇こうかつが酷い。手先が震えた。

7年間通ったクリニックでは酷くなる一方なので、新しいクリニックを探し、通い始めると、精神安定剤で眠たくなる事はなかった。

最新の薬で現在も治療している。口渇と体重増加は治らない。

糖尿病になったのは38歳の時。HbA1c《ヘモグロビンエーワンシー》が、8.8もあったのだ。

また、肝臓も悪く心臓もわるい。

第5腰椎分離すべり症で、手術したのは36歳の時。

だが、すぐに右足に激痛が走り、歩く距離が長いとびっこを引く。

書く疾患がまだまだあるが、僕は働き過ぎて自律神経を失調させ、統合失調症になり、薬で糖尿病まで覚えていて欲しい。


36歳から一人暮らししている。

何度も書くが、お姉さん名義で買ったマンションの部屋数が足らずに、一人暮らしを余儀なくされている。

車で10分の距離だから、よく子供の宿題を教えに泊まり掛けで行くことが多い。

因みに、父親が亡くなり広い実家は寂しいので、名古屋に呼び、近くに住み母の面倒を見ている。

現在はサ高住で、レクレーション担当だ。

これが、僕の経歴です。


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