記憶も廃れ、色褪せても後悔は残り続ける。

 一文目から引き込まれる世界観と、特有の暗い空気が特徴の一作です。タイトル、題名、セリフ、作品の端々から結末を繋げる魅力を感じました。

 本来主人公であるべき人の後日談を第三者が見ているような作品です。だからこそ探偵の本当の気持ちが露わになっていないので、考えさせられます。

 深く、そして苦い味を感じられます。ぜひ読んでみてください。

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