イケボのフランケンさんといばら姫

ゆーずぃ

プロローグ

「南無妙法蓮華経 ....... 」


クスクス 笑いを堪える参列者。


俺の名前は、剛力 羅漢(ごうりき らかん)

35歳 本職はアプリ開発のプログラマー

独身 年齢=彼女いない歴

名前で何となく察することが出来るかもしれないが寺の息子だ。

普段は一人暮らしをしているのだが、たまに住職の親父に代わって寺の経営の為、お経を読むことがある。


必ずと言ってこのような状態になる。


原因はこの声(某夢の国のナレーションのような声)と容姿(不細工でフランケンシュタインのような見た目)だ!



俺は幼少期からこの顔のせいで、みんなからフランケン君やフランケンさんと呼ばれている。海外で流行った化け物のフランケンシュタインにそっくりだからだ。



元々は明るい性格だったが、声変わりしてからというもの、声が良すぎるせいで(某夢の国のナレーションのような声) 顔とのギャップが大きく広がり、会話をすると相手に残念がられたり今のように笑われたりする。その為、お経を読む以外では人前で声を出すことが出来なくなってしまった。


今は武尊(大親友)と親としか、面と向かって話すことが出来なくなった。

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