500年前にタイミリープ&転生したら後輩の銀髪美少女とのエッチな学園生活が始まりました。未来の魔術チートで無双します。後輩巨乳美少女とのSF学園ラブコメ開幕! 〜巨大財閥創世記〜
山中疾走!
第1話 後輩からの恋文
まえがき
※異世界、タイムリープ&転生、技術チート、魔術バトル、SF、学園ラブコメです。←メチャクチャやん…………。
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恋文など受け取ったのは、「 前世 」を含めても初めての経験である。
「木曜日の午後、別館2階のサロンまでお越しください……」
学園の入学直後から面倒を見てくれている、一つ年上で、信頼の置ける先輩を経由して渡されたラブレター。
「君から見て、2つ後輩の可愛い女子生徒から、君に渡すように頼まれたんだよ…………、相手が誰かは、君が直接会って確かめてくれ……」
そう言われて、立ち寄った、オレンジ色の夕日が差し込む放課後の空き教室。
そこで僕は……………………、「 前世 」も含めて最大級の衝撃的な事態に見舞われていた…………。
約束の空き教室で待ち受けていたのは長く艷やかな銀色の髪が印象的な美少女。
だが彼女は、僕を背後の壁面へと追い詰め、僕の眼前に立つと、胸元のネクタイを掴んで引っ張り、僕の目を覗き込んで妖艶な笑みを浮かべて、衝撃の一言を放った。
「アルフレート様、わたくしとご婚約なさいませ」
僕は彼女が誰か知っている。
いや、このオスティア王立貴族学園に通う者で、彼女のことを知らぬ者はいないだろう。
ユリア・フォン・シュヴァーベン公爵令嬢。
長く艷やかな銀の髪が印象的な美少女である。
現在、僕から見て 2つ年下の14歳。
この貴族学園では 2 年生に当たる。
皆、まずは彼女の整った容貌に目を奪われるが、それよりも特筆すべきは、ユリア嬢はこのオスティア王国でも屈指の大貴族、シュヴァーベン公爵家の末娘であり、かつ、この国の王太子、第一王子ウィレムとは従姉妹に当たる点だろう。
それに対し、僕こと、アルフレート・フォン・ロスハイムは木っ端男爵家の四男坊。
本来なら手を触れるどころか、僕から声をかけることすら不可能な間柄。
身分が違いすぎる。
そんな彼女が突如、婚約を求めてきたのだ。
恐懼である。
予想外の相手を前に顔を青くする僕を見て、ユリア嬢はますます悦に入ったような笑みを浮かべながら僕をジリジリと空き教室の角に追い込んだ。
僕は唯一の取り柄である脳をフル回転させて状況を整理する…………。
そもそも貴族学園で結婚相手を探す者は多い。
むしろこの学園は上流階級のお見合い会場といっても過言ではない。
公爵家と縁が結べるこの話は好機なのではないか?
…………いや、僕の実家のような木っ端男爵家ごときが高位貴族たちの間でやっていける訳がない。
これは何かの間違いだ。
やけどをする前に撤退すべき…………。
僕は後輩の女子に壁際へ追い詰められながら、必死に思考を巡らせていた。
だが、ユリア嬢がネクタイを引いて、僕の顔が下を向いた途端に視界へ飛び込んできた、彼女の制服のジャンパースカートの胸元を押し上げる大きな膨らみに僕の脳はクラッシュし、複雑な思考は吹き飛んでしまった。
「急に決めれないお話でしたら、この週末にでも公爵邸へお越しください…………。お迎えに上がりますので……」
僕は気も付かぬうちに頷いてしまっていた。
翌日。
「フハハハハハッ! 我が従姉妹は上手くやったか!?」
僕の報告を聞き、生徒会室にて高笑いをしているのは、僕の信用のおける一つ上の先輩…………、王太子殿下、ウィレム・フォン・オスティア生徒会長、その人である。
王太子殿下より直々に仲介された恋文を無視するわけにはいかない。
「2つ後輩の可愛い女子生徒……、と聞いておりましたが、会長の従姉妹殿だとは…………」
「俺の差し金ではないぞ。ユリアが言い出したことだ、良かったのぅ? …………それで、公爵邸へは行くのか?」
「はい、一応…………」
「まぁ、楽しんで参れ」
はぁ…………、緊張する。
そして日曜日の朝。
友人から「男子寮のエントランスでシュヴァーベン公爵令嬢がお前をお呼びだ」と言われ、急いで制服に着替えたあと、男子生徒たちからの若干羨望が混じった目を向けられつつ一階に降りれば、本当に公爵邸へ行くかどうかは僕の希望を聞くと言っておきながら、有無を言わせず僕の周囲を取り巻きの令嬢たちで固めたまま校門に用意された公爵家の車に押し込められ、僕はユリア嬢の実家へと連行された。
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あとがき
次回。
公爵邸へ向かう途中にも、いちゃらぶエッチな展開勃発!?
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第02話、「車内にて」
(※次話は予告なく変更されることがあります。)
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