第7話 神社の中に

 村田けんじとポンコツ女神は夜の山奥の誰も居ない神社の中に入る。中はホコリの乾いた匂いがする。二人はライトの光を頼りにして神社の中を照らす。中はほとんど何もなかった。

 ただひとつ、細長い木箱がある。

「え? あの細長い木箱は宝ではでは♡」

「開けてみよう」

 二人はホコリのかぶった細長い木箱をゆっくりと開けてみる。

 中には、ミイラな右腕が入っている。

「ぴえん。宝ではないね」

 ポンコツ女神がそう言った。

 すると、ミイラな右腕に影が無数ににじみ出てくる。それらは、人の形であるが、異形のモノである。

「「ギャー⁉️」」

 二人は急いで神社の中から飛び出る。

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