才色兼備だが奇妙な女子生徒

@777hio0tty

第1話 転校生

俺(臨海湊りんかいみなと)は、今日も友達と話をしながら学校で朝の時間を過ごしていた。

すると急に教室のドアが開き、先生と共に女子が入ってきた。

教室が一気に静まり返った。

その女子は堂々とした態度で入ってくる。

「それでは皆さんにお伝えします」

先生が一度咳払いをして、話し始めた。

「この子は転校生です」

一気にクラスメイトたちが歓声を上げる。

「では自己紹介をお願い」

「はい。私は今日、この高校に転校してきました、鶴橋凜つるはしりんです。不束者ですが、仲良くしてください。よろしくお願いします!」

教室が拍手と和ましい雰囲気で溢れた。

「では、鶴橋さんは臨海くんの横に座ってください」

えっ

俺はめちゃくちゃ戸惑った。

そして、めちゃくちゃ男子の目が痛い。

なぜなら、彼女が美少女すぎるからだ。

黒髪ツインテール、すっきりした顔立ち、美容には気を使っていそうなお肌、ぷるんぷるんしている胸。

特にシャンプーの匂いは強烈で、ある柔らい空間に包まれて自由気ままに生きられそうな感覚。

「隣、座るね。これからよろしく、湊くん」

「あ、ああ、よろしく」

「私のことは凜って読んで」

「い、いきなり!?」

「うん。お願いね」

ていうか、何で俺の名前知ってるんだ?

とにかくこれからヤバい日常が始まることは何となく分かる。

6限まで男子はずっと凜に集中していて、周りの女子は『男子とは10m離れよう』と呼びかけが行われるくらい引いていた。

俺はそんなことで集中できなくなる奴ではないので、普通に集中できた。(実を言うと、少し、凜の胸元を見ていた。授業の内容は、全く覚えていない😨)

やがて、部活の時間になり俺は美術部員のため美術室を訪れた。

「今日はガチでヤバい日だったなぁ。ま、絵を描いて心を落ち着かせるか」

そして中に入ろうとしてドアを開けると、その先には......






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