第11話 メンタル疾患で家の外に出れないとき
メンタル疾患には様々な症状や病名があります。代表的な症状はうつや適応障害、双極性障害、統合失調症などがあります。
これらの病気になった人は大抵、外出、家の外に出るのが難しくなる時期を経験するようです。(筆者も外出ができない時期を経験しました)
今回は統合失調症である筆者が経験した外出できない時期の過ごし方や対処方法をお伝えします。
まず急性期の統合失調症の人は妄想による恐怖感に囚われており、その恐怖から外出がかなり難しいです。ちなみに筆者は高校時代の先生や女の先輩からストーカーされているなどの被害妄想がありました。またその先生から攻撃を受けるのではないかと本気で思っていたので、外出するときはとても恐怖を感じていました。そして、主治医に外出するのが怖いと相談すると、主治医は外出が怖くてもできる限り外出してくださいとおっしゃられました。当時は、はいそうですかと言い、その理由を深く尋ねませんでした。でも今になって、主治医の外出してくださいの意味がわかりました。統合失調症の妄想による恐怖は現実に起こっていることではありません。あくまで、妄想による恐怖は患者の頭の中の世界の中のことであって、現実の世界の現象ではありません。よって外出することで現実の世界を肌身で感じることで、先生に襲われるなどの妄想が間違いであると認識することができるのです。
統合失調症の人は外出を怖がる人が多いですが、一旦外出に慣れれば、大丈夫な人が多いです。(筆者の主観ですが…)筆者は統合失調症の友達が20人ほどいますが、その中でひきこもりの人がひとりもいません。ずっとひきこもりの人なんてほぼいません。どこかの段階でひきこもりは解消されます。
メンタル疾患で外出が絶対できない人は訪問看護を受けるのも手かもしれません。訪問看護は家まで看護師が来てくれて30分ほど会話をしたり、血圧や体温を測ったりするのが目的です。筆者も訪問看護を週三回受けています。看護師さんと話をするのは楽しいです。どうしても外出が難しいメンタル疾患の方は訪問看護をおすすめします。
お伝えしたいことがまだまだありますが、今回はここまでです。
ではさようなら。
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