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タイトル:ぼくらの16bit戦争

作詞作曲:sasakure.UK

ギター:佐々木秀尚 (有形ランペイジ)

ベース:二家本亮介 (有形ランペイジ)

イラスト:リサナカムラ(旧名義:茶ころ)

動画制作:深瀬佑

ボーカル:GUMI(VOCALOID)+ピリオ、mami

https://www.youtube.com/watch?v=dHa5U03ebak



 負けました。


 昨年「トンデモワンダーズ」を取り上げたので、どんなに今年のマジカルミライ2022テーマソング「フューチャー・イヴ」やプロセカ高難易度楽曲「ÅMARA(大未来電脳)」が秀逸でも、絶対に取り上げないぞ! と心に決めていたのに……ものの見事にまた負けました……また負けてるよ……。


 でもこれは仕方ありません。

 なにせ、個人的な原初の名曲がリマスターで投稿されたら、取り上げないわけにはいきませんから。



 今から13年前、2009年――学生だった筆者は、音楽は好きだったものの、興味を持って聞くほどだったかというと、そうではありませんでした。

 かの初音ミクの名曲「メルト」からボカロ界隈に足を踏み入れましたが、場合によってはもしかすると、今のようには聞かなくなってしまう未来があったのかもしれません。


 それがどうして今こうなったかといえば、大仰ではなく本当に、この楽曲に出会ったからです。

 まだCDの売り上げ至上主義で、動画サイトといえば無許可の音源が流布するような無法地帯。プロモーションを行う場ではありませんでした。それゆえ、『大衆音楽(J-POP)=マジョリティのためのもの』という雰囲気が今以上に強くあったと思います(陰キャ学生の穿った見方かもしれませんが)。


 アイドルかバンドが、カラオケ受けするようなラブソングを歌うのが定番だった頃……変拍子のデジタルシンセロックフュージョンなんて聞いたら、そりゃ離れられなくなってしまいますよ!


 そして表現の自由が脅かされる不穏な歌詞とくれば、青天の霹靂は必至。あっと言う間に立派なボカロオタクの出来上がりです。

 その後も紆余曲折がありましたが、それは別の話。とにもかくにも、運命を変えた一曲であることに変わりありません。


 死ぬ間際、最期に残るのは聴覚らしいので、これを流してほしいです。


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