孤高の人、鬼の副長の魂は死なず、永遠なり

激動の時代である幕末を走り抜けた新撰組。
彼らの生き様は現代においても非常に人気があると思います。
副長の土方歳三は新撰組の中でも人気のある人でしょう。
彼の壮絶な戦いと鮮烈な最期は、今なお多くの人の心を打って止まないものです。

この作品ではその土方歳三が実に生き生きと描かれています。
土方があの最期を迎えた瞬間、異世界に転移した。
これだけを見ると奇抜な展開のように思えますが、その世界観と設定が実に見事です。

戦いに生き、戦いに死んだ男にふさわしい場所に辿りついたと言えるでしょう。
鬼の副長は異世界にあっても孤高の人であり続け、気高いです。
異世界にて、死に場所を見つけた男の最期を是非、見届けてください。