ねえ、お兄ちゃんはおっぱい成分足りてるのかな♡
「……お
正美の厳しい口調を聞いて俺は思わず固まってしまった……。
それにお祖母ちゃんっていったい誰のこと!?
この大浴場には俺と正美と謎の女の子しかいないんだけど……。
「こ、このお兄ちゃんにね、無理やりここに連れ込まれたの!! お嬢ちゃん、俺とお
突然、女の子がぽろぽろと大粒の涙をこぼし始めた……。
う、
大事な相棒を調教されそうになったのは俺のほうだ!!
「うわ〜〜ん!! 正美お姉ちゃん、わ、私、怖かったよぉぉ……」
も、もう完全終了のお知らせだ……。
俺はエロいお馬さんプレイを少女に強要したド変態のそしりは絶対に免れない!!
いくら幼馴染みの正美でも今回ばかりは許してくれないだろう。
「ま、まさみっ!! 違うんだっ、俺は何もしちゃいない……」
タイルの床に激しく
俺の傍らで泣きじゃくる女の子の激しい
あれっ!? 正美が何故か俺の前をスルーして通り過ぎたぞ。
「駄目だよ、岩ばあちゃん、正美はその手には乗らないんだから、嘘泣きもバレバレだし……」
「何じゃ、もう少し年寄りの茶番劇につき
「康一はもう無関係じゃないよ、それはお祖母ちゃんが一番分かってるはずでしょ」
「そうじゃった、この小僧はお前のアレも見てしまったんじゃな……」
俺の頭がバグってしまいそうだ、俺はたまらす二人の会話に割って入る。
「ちょっと待ってくれよ、正美のアレとか、この
全く意味が分からないよ、それに呪いとか一気に謎が降りかかり過ぎだ!!」
「まあ待て、慌てるなんとかは貰いが少ないと昔からいうじゃろ。まず先程の答えを聞いていなかったな。正美が風呂に入っていた時、お前はアレを見たのか?」
「お祖母ちゃん、もう遅いよ、康一には僕の全てを見られてしまったんだ……」
正美が女の子の肩に手を置いた、その表情には深い失望の色が浮かんでいた。
「お風呂で正美のアレを見たって!? ああドッキリおっぱいのことか、にせおっぱいは良く出来ていたけど、あれは渾身の一発ネタでどうせ文化祭で上映して俺をさらし者にする気なんだろ!! まあ映研の佐藤ならそんなもんじゃ済まないか……。幼馴染(男)を女体化させたらおっぱい星人の馬鹿が釣れたw とかタイトルつけて動画サイトで全世界に配信する気だな!!」
俺の返答に、お祖母ちゃんと呼ばれた女の子が呆れた顔をする。
「おぬし、本気で言ってるのか!? 正美のアレを嘘だと……」
女の子は正美と急に顔を見合わせ、なぜか小声になりひそひそ話を始めた。
「正美、こいつホンマもんの阿呆かもしれん……。まあ好都合じゃ、念のため保険を掛けるかのう」
「……お祖母ちゃん!! 声が大きいよ、康一に聞こえちゃう……」
何を言っているんだ!? 俺を馬鹿にしてるのはなんとなく分かるぞ。
「小僧、お前はおなごの裸をみたいか?」
「えっ!! 女の裸!?」
「嫌というほどおなごの裸が見れる役目じゃぞ、まあ悪い話ではない、この
何を言っているんだ、こんな小さな女の子にそんな権限はないだろ!?
「お祖母ちゃん、駄目だよ。その役目はあの人が担当なのに!!」
正美が慌ててたしなめるが女の子はまったく意に介さない。
「奴なら大丈夫じゃ、儂の言いつけには背むけないからな、それに正美、お前にもその役目をやってもらうぞ……」
「お祖母ちゃん、それは分かっています。だけど康一まで巻き込むのは……」
「あの~お取り込み中、失礼します。何だか良く分からないけどホントに裸を見放題なんですよね。実は男の裸見放題!! ちゃんちゃんなんてオチは無しでお願いします」
「武士に二言はない!! 儂を誰だと思っとるんじゃ……」
「えっ、正美の妹とか、親戚の子じゃないんですか!?」
「たわけ!! 今はこんな小娘のなりをしておるが儂は亀の湯十八代目、
この女の子が亀の湯の当主!? いったいどういうことだ……。
「康一、お祖母ちゃんは身体は女子小学生だけど本当の年齢は八十歳なんだ……」
正美の言っている意味が分からない。この女の子の中身がおばあちゃん!?
でもそれが本当なら!! 思わず心の声が漏れ出した。
「さっきのお馬さんプレイ疑惑は合法ロリばあちゃんってことでギリギリセーフだね♪」
「だ、誰が合法ロリババアじゃ、口を
ババアとは誰も言ってないよ、岩ばあちゃん……。
「儂がこんな小娘の姿なのも深い理由があるのじゃ、正美、説明してやれ……」
えっ……!? 深い理由って。
「これは亀の湯の呪いなんだ、お祖母ちゃんも私も、そして……」
正美がまるで死刑宣告を告げるようにつぶやいた。
「康一が一番深刻なんだよ、呪いの期限が……」
俺が一番深刻って何なんだ!! 怒濤の展開過ぎるよぉ。
おっぱいの女神様、俺を助けてください……。
「なーに、みんなで
むにゅ♡むにゅり♡
いきなり後頭部を包み込まれる柔らかな感触が!!
何だ!? この巨大なマシュマロみたいな物体は……。
いや、もっとこれに適した表現がある。この感触はヨ◯ボーだ!!
一度寝転んだら人を堕落させるという巨大なカウチソファだ。
「むっ!?」
これはおっぱいの感触だ!! それも爆乳サイズ。
俺のおっぱいソムリエとしての動態センサーが瞬時に働く。
チーン!! 超弩級戦艦級のGカップだ!! 真田さん、俺を助けて!!
興奮のあまり都市帝国の深い谷間に俺のコス◯タイガーが
「少年、あんまり深刻な顔しちゃ駄目だぞ!! リラックス、リラックス!! 固い話は抜きにして、まあ固くするのはアレだけにね。なんちゃって♡」
昭和時代臭のするこのおやじギャグ……。 いったい何者だ!?
「おお、ちょうど良いところに来た、ほれ、小僧の指導係じゃぞ!!」
振り返ると八重歯の可愛いお姉さんが俺の前に佇んていた。
ぶるんぶるん♡と
これはおっぱいの暴力教室なの、いったい何の指導係!?
「
爆乳まみれの次回に続く!!
☆☆☆お礼とお願い☆☆☆
あけましておめでとうございます!!
本年も何卒よろしくお願いいたしますm(_ _)m
最新話まで読んでいただきありがとうございます。
少しでもこの作品が面白いと思っていただけましたら、
レビューの★や作品ブクマ・♡でご評価いただけたら嬉しいです。
今年も毎日夜の八時五分ごろに更新予定です。
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