11.泣くも笑うも決断一つ

 軽快なマーチが聞こえるイセカイ温泉の街。

「グッモーニングッモーニングッモーニン!今日は新鮮な野菜が入荷したでー!皆肉ばっか食ってないで野菜もたべにゃあかんでよー!」

 巨大な風船が飛んできそうな口上だ。

 この温泉地も貴族が王都の状況を確認するためやって来て、宿に泊まり金を落とす様になり、王都から家財や商売道具を引き上げて来た人達が商売を根付かせた。

 勿論私も家を建て店を建て…格子戸、暖簾、甍の波。すっかり私の城下町だなあ、城は無いけど。いっそ築くか!

「今日はまっぺん隣国の使節が来やーすで、食料や酒が売れやーす!」

 頭が痛い。カナリマシ王国の借金取り立てに何で私が相手しなけりゃならんのか。


******


 取り立て使節一行と出城で対峙する私、フラーレン、魔族娘達、元王城のメイドさん達、そして、鎧姿ではなく騎士礼装のシルディー。ツッカエーネ王国貴族でこの地にいるのは彼女だけだ。

 そして到着するカナリマシ王国債権回収隊、キレモン伯爵。


「駐留費用は王国の借金と相殺させないぞ」

「…相当抵抗はあったが、何とかねじ伏せたよ。ちゃんと払う」

 自分を理解してくれる人に対してこんな挨拶二度としたくないもんだ。

 だが財布持った客と知るや魔族娘達!

「「「いらっしゃいませ~」」」「「現金だなー」」私とキレモン伯がハモった。


******


「極楽だ~」キレモン伯以下随行員が温泉で旅の汚れを洗い落とす。

「お肌すべすべー!」「髪もツヤツヤー!」「いい香りの石鹸ー!」女湯からも随行の女官達の嬌声が響き、男湯は全員秘宝館出て来た状態だ。伯爵がいるので無謀なチャレンジする奴は流石にいない。

「で、どうでしたか?」私も入浴指導がてら一緒に湯に浸かる。

「詳しい事は後から言うが、やはり直接見ていない人の言う事なんて虚しいもんだよ。まああの状況を解れと言うのも難しいんだが」キレモン伯爵の言葉に、やっぱりそうかと思った。


 大広間での正式な折衝で出されたのは…正式なのに何故両者浴衣なんだ?

「いや~今更あのゴテゴテな正装するのも面倒なので」「いいのかそれで!」「それに婦人方の浴衣も美しい」

 ヒト族への偽装も止めた褐色肌のフラーレンが濃い桃色の、シルディーが淡い水色の浴衣で臨んでいる。給仕の魔族娘達は淡い黄色やオレンジの浴衣で控えている。一様に褒められて照れている。但しイケメンに限る。

「改めて言うが私達イセカイ温泉はこのどうしようもないツッカエーネ王国の被害者だ。一切の義務はなく、損害賠償の債権を持つ、貴国と立場を同じくする者だ。いかなる要求にも応える義務は無い。

 その上で何を話すか。改めて聴こう」

 解り合える、友ともなれるであろう人に言うには忍びない言葉を放って、相手の言葉を待った。


「カナリマシ王国アッタマーイ3世の希望を述べる。

 新たに出現した魔王が放つ魔竜を退けた鎧の巨人、イセカイマンに人間社会を守る勇者となって欲しい。

 そのためイセカイ温泉にイセカイマンへの取りなしを求める」


 キレモン伯爵は私がイセカイマンだと知って、それを秘して報告し、結果を教えてくれている。とても申し訳ない。

「それが叶えられない場合は、ツッカエーネ王国を占領し、王国民を奴隷として捕縛し販売し、債権回収の一部とする。

 残額は占領地からの税収で回収する。これが我が国の決定だ」


「ふーん」魔族娘達は関心なさそうであくびしてる娘もいる。

 顔面蒼白なのはシルディーだ。

「魔導士殿。王国に属さない貴方にこんな事を言うのも失礼と知ってお話する。イセカイマンは人族の味方だと示す事はできないだろうか?」

「出来ません。」当たり前だ。

「え?今までイセカイマンは魔族の放つ魔竜を打倒しているではないか!」

 そう思うのも無理はない。だが。


「イセカイマンは、人族だ魔族だと言って味方する訳ではないと思います。

 人族に対しては王都民を守り国王や神殿は放置した。

 魔族に対しては無謀な戦いを命じられた彼女達を助け、傷つける事を避けた。

 魔族が操る怪獣も狂った様に襲う物は粉砕し、戦意を失った怪獣はどこかへ連れ去った。

 魔族や怪獣でも戦意の無い者を守り、人族でも驕り高ぶった者は国王ですら守らない。

 それがイセカイマンなのではないかと思いますよ?知らんけど」

 言外に、カナリマシ王国でも驕り高ぶり人々の平和を蔑ろにしたら許さんぞと警告したつもりだけど。


「ではこの国を占領し、民を奴隷とするが良いか?」

「良いも悪いも無い。この世界の各国はお互いにそうやって戦って殺し続けて来た歴史があるだろう。

 魔族との戦いは勇者にお任せな分どうでもいい。国同士の戦いは民の血で贖われた。それだけの話だ。

 異国の私からしてみれば『どうぞご勝手に』だ」

「もしその中にこの地と魔導士様が含まれていたら、どうする?」

「カナリマシ王国の大地を海面下に削り取って巨大な湖にする。そこに住む王も貴族も人々も水の中に行ってもらおう」

 カナリマシの随行員が眉間に皺を寄せた。

「そんな事が出来るのか?」

「あ~、このイセカイ温泉とこの館、傾斜地に盛り土して周囲に堀を掘って石垣を築いて、そんで地下を馬車で1日旅する距離位掘り下げて温泉を掘って作ったんだ。温泉を掘る以外は整地に5秒、石垣構築に100秒くらいかかった。

 カナリマシ王国全土を湖にするなら細かい仕事がいならいから2秒くらいかな?」

「ふざけるな!そんな巨大な魔力を持った魔導士などこの地にいるものか!」使節の誰かが叫んだ。

「私はこの地の者じゃないんだが試してみるか?」

「この地で試して見よ!さもなければ虚偽と看做す!」他の貴族も同調して叫んだ。

「ではこちらへ」

 一行を城外へ瞬間移動させた。


「空間削除、チェースッ!」

 その瞬間、出城を含んだイセカイ温泉の周囲の斜面が平らになり、外周に堀が出来、丘の上が大きく穿たれた。

「空間移動、チェースッ!」

 周囲にゴロゴロしている巨岩が砕かれ、直方体、方錐形で片方がやや六角形の石に切り刻まれた。

 それらの石は掘削された斜面に僅かに距離を置いて横一列に並んだ。随所に設けられた鋭角部分には長方形でやや大き目の石がドスンと置かれた。そして斜面に向けられた鋭角と土の間に細かい石が降り注いだ。この間0.1秒。これが数十回繰り返され、なだらかな丘陵地は曲線状の斜面を描く石垣に固められ、鋭角部は巨石が1列毎に交差し積み木状となって強固に整えられた。


 なだらかな傾斜地は、石垣が囲む平地が階段状に重なる城塞になった。

 数十秒で温泉地は強固な城塞と化した。


「これ位の芸当は数秒で出来る。ましてや地面を窪地に変えるなんて事はたやすい。

 どうです?私と戦いますか?」

 カナリマシ一行は色を失っていた、キレモン伯爵もかなり驚いていた。


 一行を大広間に戻したが発言が無い。魔族娘達がなんだか得意気だ。君達何もしてないよね?

 重い沈黙をキレモン伯爵が破った。

「デファンス辺境伯令嬢シルディー様。貴女はどう思われるか?この場にいる唯一の王国側関係者だ」

 なんだってー!

 この色々デカい偉丈夫美少女、魔族の地と境界を接すると言われていたデファンス辺境伯を守る一門のお嬢様、その名もシルディー・ラ・デファンス令嬢様でした!


 彼女は深呼吸してゆっくり語った。

「本来であれば爵位も持たない小娘であるわたくし奴が何かを申し上げる立場には御座いませぬが…」

 やっぱり凄く流暢なお嬢様言葉だ。独特の気品が纏っている。いつもの遺憾!遺憾!はどこ行った~?!

「カナリマシ国王アッタマーイ3世陛下の御助力御支援には、深く感謝を申し上げます。

 また、再度現れた魔王と巨竜の脅威に際し、我が王国の無力故脅威を感じられている事を誠に申し訳なく存じます」

 綺麗に騎士の躓礼を捧げ、キレモン伯爵へ敬意と謝意、そして陳謝を述べた。

 この国にこんなまともな貴族いたんだ!


「この国にこの様な真摯な貴族がまだいらしたとは!」あ、同じ事言ったよキレモン伯。

「我が国の不甲斐なさ、そして借金返済の目途が無い事へのお怒りに対し、わたくしデファンス辺境伯門下が申し上げられる事はただ一つ!」

 シルディーがチラっと私に視線を向けた。「民を守ります!」そう彼女が口を動かした。私は頷いた。

「我が勇者一行が!あの鎧の巨人に祈りを捧げ!もし巨大な怪獣がこの国のみならず!

 貴国の罪なき民を責めた場合は!必ず守って頂く!これをお約束致します!!」

 シルディーは声を張り上げて言った。


「やるわねあの娘」後ろでフラーレンが小声で言った。ライブリーが頷いた。

「然る後、王国にお貸し頂いた金品の返済については、国内貴族に協力を求め返済の計画をご説明します。それが成し得ない場合は…」

「場合は?」

「領地の占領は致し方ないかと存じますが…民を奴隷にする前に先ず貴族を接収し奴隷にすべきと具申致します!」


 場は沈黙した。キレモン伯も驚いた。

「それは…令嬢も奴隷となるのだが」

「政の責を負うのは貴族とその係累!その覚悟が無ければ貴族の名に値しませぬ!」

 シルディー。色々大きいけど、16歳くらいだろう。

 この国が消えるかどうかの話し合いで、自分を奴隷にする覚悟で、相手に矜持を示した。

 気高い人だ。

 私も覚悟を決めよう。決断の時だ。


「キレモン卿。私は貴方に約束する。それは貴国の要望とは少し違う。

 巨人と勇者一行に対し次の行動を守らせる事を約束する。


 先ず!人族の、平穏な暮らしを求める人々を、国を問わず守る。

 人殺しや盗賊、他国への侵略を企む者は除く。


 次に!魔族、魔竜、魔獣でも、争いを嫌う者は救い、これを害する者から守る。

 ここにいる魔族の娘達が良い例だ。


 そして、人同志の争いには、一切!加担しない!これが私の出来る約束だ」


 カナリマシ王国一行は苦々しい表情だった。イセカイマンを自国の軍として接収したかったのだろう。

「約束できるか?」朗々とキレモン伯爵が問う。相手一行は「え?」みたいな顔で彼を見つめた。お芝居もいいとこだ。

「この約束が破られた際には私は死んだものと思ってくれ」私は答えた。

「伯爵!それでは我らの…」

「あの巨大魔竜が我が国や他国を蹂躙する事は、この魔導士殿が防いでくれる。

 借金返済はこの令嬢がこの国の貴族に掛け合ってくれる。駄目なら予定通り奴隷狩りするだけだ。

 魔導士殿、デファンス家令嬢殿。この言葉は重いぞ?」

「はっ!」シルディーは深く頭を下げた。

「私は…そうだな。貴殿との友情に懸けて」「軽くないか?」

「そんなモンでよかろうよ、一緒に風呂入った中じゃないか!」「ははっ!馬鹿な」

 何となく、場は笑顔に包まれた。随行の貴族達を除いて。


******


 その夜、こちらからの返礼としてカマナリマシ御一行をもてなした。

 酒も我が異空間倉庫からスパークリングワインや最良品種から醸した赤ワインを供した。

 特にスパークリングワインはこの世界に無かった様で、一行はその美味に驚嘆した。

 赤ワインも、広く伝わっているものと違う葡萄品種の最高峰カベルネ・ソービニョンを使った物で、これもまた驚きを以て歓迎された。

 その所為か、安全協定は合格、軍事的接収はダメ、借金回収は延期という相手に不利な会談が円満に終わったかの様な錯覚を見せる事に成功した。キレモン伯以外には。


「国に帰りたくないんだが」「それも貴殿の仕事であろう」

「何か土産は無いのか?」

 泡が綺麗に立ち昇るガラスの杯を見ながら、キレモン伯は「この酒とグラスをよこせ」と言外に言う。

「僅かだが献上するよ。だが貴国での需要を満たすためには、まず平和になってからだ。その後数年試行錯誤を繰り返して、そうだなあ。腕の良いワイナリーがあって10年くらいでモノになるかどうか」

「随分先だが…計算してみるか」

「早ければ3年くらいである程度飲める物にはなるだろう。

 その後この国の産業とするか貴国の専売とするかは、あの令嬢次第だ」

 彼女に領地経営や国政の才があるのだろうか?うむ。すんごくありそうな気がするな。


「いずれにせよ我が国への優遇措置を忘れぬ様に」

「カナリマシ王国は南だ。ここよりもっと穀物もあれば良い酒も造れるだろう。

 私の知識で皆が良い酒を飲めるならいつでも呼んでくれ。

 あの魔族の娘達と一緒にな」

 彼女達をちゃんと養わなければねえ。

 戦いをさっさと終わらせて一緒に酒でも仕込んで暮らそうかな?


「ははっ!モテる男は言う事が違うな!」

「イケメンに言われると嫌味もいいとこだ!」

「後、この間頂いたあの酒もだ。あれは何で作った酒か?」

「米を醸した。高度な業で甘味を醸し、酒と成したものだ」

「それも出来るだろうか?」

「やってやるさ。この世界が平和になったら、必ず醸してやる」

 将来、スパークリングワインも日本酒もこの世界で造られ愛される事を祈りつつ、私達は乾杯した。


******


 土産にスパークリングワインの瓶を詰めた木箱の山と、カベルネ・ソービニョンの赤ワインの樽を幾つか、更にフルートグラスを厳重に包んだ荷を積んだ馬車を用意した。

「え?あれ?量が思っていたより多すぎな…まあ良いか」と何か唖然とするキレモン伯。異空間に蓄えた酒の一部を供出した。ちょっとやり過ぎたかな?

「奮発したんだ。しっかりよしなに頼んだぞ?」カナリマシ王国使節を見送った。


 その後、シルディーが言った。

「魔導士様に是非案内したい場所、ダンジョンがございます」

「それは私より前に、勇者たるレイブに見てもらうべきなんじゃない?」あくまで彼女達は、勇者の名の元に集った仲間なのだ。

「レイブ君は元々戦いをする様な人ではなかったと思います。それでも必死に努力して、魔王を倒したのでございます。

 出来ることなら、あの人にもう戦いをさせたくないのです」


 令嬢というか貴婦人というか、キラキラなオーラが漂ってるー!

「それでも、レイブくぅんを、また戦いの渦中に招くべきなのでしょうか?!」

 あー、この恋する乙女のキラキラモード。凛々しい騎士の正装なのになんというかベ〇バラ!宝塚!仕方ないなあ。

「その通りだ」「何故ですのぉー!」

「考えて欲しい。今、レイブは自分の使命に向き合おうとしている。

 先ずは、力のない人達を護るため。

 しかしその先には、この戦いの意義とどう決着すべきかという究極の命題が待っている。

 彼はそれに挑む覚悟をしたんだ」

「わたくしの領のダンジョンに、レイブくぅんの命題を解くヒントがあるのでしょうか?」

「そこまではまだ解らないが、重要なヒントではあると思うよ?」

「それは…魔導士様はわたくし達には見えていない物まで見えているのですね?」

「まあ、それが正解かどうかは、時々刻々変わってしまうものなんだがね」

「かしこまりました。早速レイブくぅんを呼びます!」

「あー、私も行くよ。そのまま旅立とう」


******


 王都の例の宿屋、だった廃墟。先ずは一杯頂こうと思ったらワインもエールも樽が無い。以前に払った金も消えている。

 宿の主人がイセカイ温泉に引き上げたなこれ。新しい宿が出来たみたいだが、それがこの店だったら結構な事だ。


 奥でシルディー達が色々話している。あれ?揉めてる?お、落ち着いた様だ。

「改めて俺がお願いするよ」「でもこれはわたくしが!」「ありがとうシルディー」

 奥から出て来た勇者の顔付きが、他人に対し責任を負った者の顔になっていた。

 もう引きこもっていた少年の顔ではなかった。


 彼は私に跪礼して頼んだ。

「魔導士殿、この地の人々を助けて頂いている最中に申し訳ないが、俺達と来て欲しい所があるんだ。

 シルディーの故郷にあるダンジョンの奥深くに、もしかしたら魔竜を退治出来るかも知れない物があるんだ。

 お願いします!俺達と一緒に来て下さい!」


「レイブ。言っておくが無理に戦う事は無いんだ。君はもう戦いを終えたんだ」「終わってない!」

 彼は決意の籠った眼差しで私を見た。

「何で前の魔王を倒したすぐ後に新魔王が現れたのか、あんな怪獣が沢山出て来たのか。

 俺の戦いは、今始まったばかりなんだ!お願いします!俺に知恵を貸して下さい!」

 勇者レイブは、この戦いに責任を持つ決断を下したのだ。彼はまっすぐ歩き、迷っちゃならぬと心を決めたのだ。


 レイブに続いて、シルディーが「心よりお願い申し上げます」と跪いた。

 無言でホーリーも跪いた。

「わ…私はレイブについていくだけよ!誰が好き好んでキモデブスケバハゲオじゃべ!」グーパンが飛んだ!

「無礼者!弁えなさい!」シルディーがクレビーを殴った!グーで!


「コイツは兎に角。解った。一緒に行こう!」

「私達も行くわ!」

 後ろの声に振り返れば、ズラリと居並ぶフラーレン、ジェラリー、ライブリー、エンヴォー。

 イコミャー、決死隊の娘達もその後について来た。

「そのダンジョンにある物とは、勇者召喚に関する遺跡なのではないですか?」流石はライブリーだ。

「ご主人様。私達は新魔王様の為とは言え、この世界の、割り切れない謎に触れてしまったのよ。

 割り切れないのが割り切れないのよ!」何を言っているんだエンヴォー?

「誰がなんて言ったって私はご主人様について行くの!」


「御留守はわたしらが守りゃあす!」イコミャーが、すっかり仲良くなった決死隊の娘達と見送りに来た。

「貴方達、立派になって…」「隊長~!」なんか感動してるなあエンヴォーと決死隊の娘達。みんな仲良くて良かったよ。

「よし。そのダンジョンに行こう!イコミャー、みんな。留守を頼むよ。危険な事があったらすぐに戻るからね!」

「「「御主人様ああ~!」」」みんな可愛いなあ。

「うわ何このキモいのぐげ!」「無礼者ー!!」またシルディーさんの一撃を喰らった愚賢者。可愛くないなあ…


 かくて巨大怪獣アクションもないまま、一行は天竺もといデファンス領を目指すのであった。

 後は次回の御講釈。芥〇隆行。


…では また明後日…

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