第4話<ケーキの切り方>

「今日、私の家に遊びにおいでよ!」


私は仲の良い、友達の晴奈(はるな)、美咲(みさき)、雫(しずく)の3人を誘って、家で一緒に遊んでいた。


「ケーキ持っていくわよ!」


お母さんが扉からケーキを抱えて入ってくる。でも、不思議なことにお皿にはケーキが3つしかのっていなかった。

私を入れて、ケーキを食べるのは4人だ。


だから、1個ケーキが足りない。


「あら、勘違いしてたわ。そのケーキ、人気で3つしか売ってなくてね……」


お母さんにそういわれ、私は友達に誤った。


「で、4人でどうやって、3つのケーキを均等にわけようか?」


雫が切り出す。


「そうだ、ナイフを使えばいいんじゃない?」

「賛成!」


美咲の意見に、晴菜がうなずいた。

私も賛成だ。これなら均等に分けられる。


「じゃ、じゃんけんね!」

「最初はグー…」


♦ ♦ ♦


こうして、私たちは均等にケーキを食べることができたんだ。

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