復るに迷う、凶なり。正しい道を失って迷い続けていたら、この世の終わりです。

 人に乞われれば恵みを返す山神さんしん河神かしんは人なつこい。人の心などわかっておらぬが、親しんでくる。世界の絶対者ともいえる天は裁定のみをつきつける冷厳さがある。人に心を添わすことなどないが、それでも人は天を畏れ敬い常に思う。境界にたたず道祖どうそは人間性のない監視者であった。感謝を受け取ることにも冷淡であり、祟りを及ぼすほどこちらに期待してこない。

 ゆえに、今、よほど怒っていると言って良い。士匄しかいはぶっ倒れた趙武ちょうぶを担ぎ上げ歩きながら歯を食いしばった。小柄であるが、それでも成人である。きちんと重い。意識の無い人間というのは、特に重いのだ。

「住処を戻してほしければ、ここから出せ、というのだ」

 吹きすさぶ風に独り言はかき消えた。士匄は重い雲が目立つ空を時折見上げながら歩いた。枯れた草と朽ちた木が広がる荒野である。うっすらと残る道がよすがというものであった。

 西へ向かう、というのが正しいかと言われれば、士匄も断言できない。しかし、己らは中原ちゅうげんの西に生きている。帰るという意志を見せるのであれば、西へ進むのが一番だと士匄は思っていた。

 迷いを見せるな。

 強くゆるゆるな霊感体質の士匄に、大人たちは言った。巫覡ふげきも父も祖父も、ここだけは変わらなかった。異界のものどもは雑霊に至るまで迷いを見せれば食い尽くしてくる。士匄にとっては死活問題であった。この訓戒は士匄の性格に合いすぎた。結果、迷いは無いが自儘じままで傲岸な青年ができあがってしまっている。

 まあ、その不遜さが背骨にもなり、士匄は趙武を見栄で見捨てることもなく、寒風を分け入ってひたすら歩いていた。もう、何時間歩いているのかなど、考えたくもない。、景色が変わらないように思えてくる。

 士匄は息を整えながら歩く。ふと、寒風が止んだ。強い風が和らいだというものではない。完全に凪ぎ、止まった。そうなると耳をかするひゅうひゅうとした音も、砂を巻き上げるごうごうとした音も無くなり、痛いほどの無音となった。

 薄く淡い空は高く、じんわりと温かい陽光が降り注いでいる。その柔らかな光に照らされた道はきらきらと光っているようにも見えた。わだちも薄くなった道が二つに分かれていた。どちらも同じように固く、枯れた草が所々に見え、果てが見えぬ。

 ――ホウホウ

 真っ昼間だというのに、ミミズクの鳴き声が聞こえてきた。士匄は鳥の姿を探すように、道の先へ目をこらして見る。乾いた寒々とした大地が広がっていた。遠くに見える朽ちたような木々に鳥の気配は感じられなかった。

 ミミズクは、墓の、びょうの、死体を祀る屋根の上に、いる。木々に気配があるわけがない。士匄はなぜかそう思い、虚空を眺めた。

 ミミズクの鳴き声が人の声と代わり、祝詞のりととなる。これは死を祝い願う言葉であった。死によってのみ、難を免れると謳い、愛あるなら死を祈れとする。胸くそ悪くなるような圧迫が襲い、士匄はえづきそうになった。

 それはとても嫌だ、あちらは嫌な場所だ。あちらに行きたくない。そう思いながら改めて道を眺める。

 道はひとつであった。寒風が強く吹きあれており、ピリピリとした痛みが頬を叩く。士匄は、己が何故立ち尽くしているのか分からなくなった。背負っている趙武が重く、重すぎて邪魔であった。これが無ければ気楽に違いない。いっそ捨ててしまおうか。

「ち。わたしらしくない」

 士匄は頭を振り、改めて趙武を強くかつぐと、再び歩きだす。一本に伸びた道はどこまでも続くようであった。

 日がかたむく頃、士匄は粗末な小屋にたどりついた。無人であったが、日用品は揃っており、ようやくひとここちつく。

 火を起こし、壁に叩きつけられる風の音を聞きながら士匄は目をつむった。

 下人げにんどもが暴走し、道祖神どうそじんの怒りを買った。巻き込まれた士匄と趙武は、とばっちりを受け、今ここにいる。長く荒野を歩いたのは、道祖が動くものをよみするからである。留まるものを死と見るであろう。

「……まあ、四六時中歩けん。貧弱な後輩もいる。少しは休ませろ」

 士匄は目を開いて思わず呟いた。頬を拭うと、パラパラと砂が落ちていった。体中、砂塵にまみれている。戦場であればこのようなこともある、と不快をむりやりねじ伏せた。崩れたいような疲労を覚えていた。横になって寝たかったが、目の前の火が消えれば士匄も趙武も夜を越すこともなく死にかねない。

「このようなことで死ねるか。ったく、いつまでこのようなことをせねばならん」

 小枝を折って、士匄は火にくべた。燃えさかる炎がすきま風でゆらめいた。いつまで、このようなことを。士匄は己で違和感を感じた。趙武の大叔父と別れてから半日程度である。短気な士匄からすれば、うんざりするほどの時間ではあるが、いつまでこのような、とう思いはそれを越える焦りがあった。

 なんとなく趙武に目を向ける。趙武の顔も砂で汚れていた。蒼白だった顔は幾分かマシである。明日にはここを脱出せねば、士匄はともかくこの華奢な後輩はもたないであろう。士匄は鼻を鳴らした後、再度目をつむった。脳に粘土が流し込まれたように重かった。ホウホウとミミズクの鳴き声が遠くから聞こえていた。

 朝日がもれ目を射す中、小屋を出ると、そこは死んだ集落であった。ゆうの規模は分からなかった。地を埋め尽くすように落ちている虫を掴んだ。おぞましい色に変色したバッタは、祟り為す蝗害こうがいの特徴である。

「群れるこの虫は毒、だったな」

 思い出すように呟くと、士匄はがしゃりと踏みつぶした。

 ほとんどの屋根は食い尽くされ、邑の規模はわからぬ。人の気配はない。全員死んだのか、逃げたのか。士匄はあたりをつけ井戸を見つけて水を汲んだ。

 井戸は、木を支柱にし、てこの原理で水を汲むようになっている。そういった井戸は多い。士匄は、木を撫でて目の下を痙攣させた。やはり、違和感があった。

 小屋に戻ると、趙武が起き上がっていた。共に湯を飲み体を温めた後、外に出る。

 「最近、しゅう蝗害こうがいが起きたのでしょうか」

 地を埋め尽くすバッタの死骸、それが小屋の土壁などにも突き刺さっている。あまりの惨状に趙武が眉をしかめて言った。

「わたしも周都しゅうとの近くで蝗害が起きたとは聞いていない。我が晋と周は接している、他の東国もだ、起きていれば影響がある。つまり小規模に終わり、冬になって収まった」

 士匄の言葉に趙武が、ほ、と安堵の息をつく。

「被害が少ないまま終わったなら、安心ですね」

「アホか。夏に大きい蝗害がくるということだ」

 士匄は苦い顔をして吐き捨てた。趙武が蒼白な顔をして、俯く。――その直後、

 ――キョウキョウ

 甲高い声が聞こえ、士匄と趙武は同時に振り向いた。捨てた犰狳きよが、一途に追いかけてきたらしい。趙武がかけより、その珍獣を抱え上げた。

范叔はんしゅく。食糧が来てくれましたね!」

 士匄は、趙武の発想に少々ドン引きしたが、落ちていた黒曜石の刃物を手渡した。趙武が犰狳を抱きかかえたまま刃物を受け取り、顔をこわばらせた。

「……范叔。この石刃せきじんはいつ見つけたのですか」

「は? 落ちていたものを拾った」

 趙武が足元を見下ろす。その後、周囲を見渡した。

「このように見事に研磨された石の刃です。獣を切り分けることもできますでしょう。とても、とても貴重なものです。民にとって宝です。それが、どこに落ちていたのでしょうか」

 不安と不審をもって趙武が見上げてきた。士匄は息を飲みこみ目を見開いた。趙武に手渡した黒曜石を奪い取り、触る。金属には及ばなくても、良く切れる鋭さであった。陽光に照らされ刃が眩しい。これは、先ほど見つけたのである。落ちていたのが目についたのだ。犰狳をさばくのだと思い、ちょうどよいと拾った。

 そのまま弾かれたように顔を上げ、士匄は当たりを見渡す。点在する崩れた家の中、小屋、井戸と木の違和感は強かった。

 荒野の先に影が見え、身を休めることができればと思っていれば、好都合に小屋であった。入り口を塞ぐ板もあり、運良く火を起こすものが一式揃っていた。井戸を見つけたときに、水を汲めねば意味が無いと思った。運良く、木があった。――蝗害は、草木全て食い尽くされ影も形も残らないものである。

 士匄はきびすを返すと、大股で小屋へと歩いて行く。挙動不審としか言い様のない士匄に目を丸くしながら、趙武が犰狳をしっかと抱いて追いかけた。小屋の中で士匄は息を大きく吸って吐いた。着いてくる趙武を無視して、乱雑に置かれた茎の束を手に取り、舌打ちする。

「くそ!」

 再び小屋を出た士匄は、太陽の位置を確かめたあとに、持っていた植物の茎を地に放り投げた。茎は不自然なことに二つの方向へ散らばって重なり落ちた。追いかけた趙武が茫然とした顔で見る。

「あの、范叔、なにを」

ふくれ天地の心を見るか」

 話しかける趙武を無視して士匄は昇る日に背を向けて言上する。その後、くるりと体を返すと日に向かって

「遠からずしてかえる。悔いにいたるなし。おおいに吉」

 と唱えた。ざあっと大きく風が吹き、砂を巻き上げる。死んだ虫がたわむように転がっていく。目に砂が入ると士匄も趙武も思わずつむった。強すぎる風が止み、目を開けると、想像以上の惨状が広がっていた。

「邑が……」

 趙武が怯えを隠さずよろめき、士匄へと向かってしがみついた。士匄は目をすがめながら、邑を見回した。

 朽ち果てた邑に、まともな建物などなかった。小屋もどこへ言ったのか。放り投げた茎はもちろん、土でできた井戸の近くに木など立っていない。食い尽くされた根が転がっていた。井戸に合わせて植え替えたものだ、たいした大きさでもなく葉も枝も食い尽くされ立ち枯れ、さらに食われたのであろう。崩壊した集落に地に埋まるほどのバッタの死骸が広がっていた。

「何が起きたのですか、どういうことなのでしょうか。お教え頂けますか范叔」

 趙武が震える声で問い、見上げてくる。士匄は己の顔をひとなでしたあと、口を開いた。

「試してきやがった。風を遮るものがあれば良いと思えば、物陰を見せる。小屋であれば良いと、火がほしいと、水がほしいと。肉を捌くものがあれば良いと思えば、お出しになった次第で……。犰狳の味は覚えているか趙孟ちょうもう

 怒りを押し殺すような声音は、地を這うようであった。その埋み火じみた怒りごと問われた趙武は臆することなく、頷いた。

「言われれば……。食べたような気がします。犰狳はここにいるのに」

 趙武の答えに士匄は頷いた。

「昨日の昼にこの場に迷い込み、この邑で一晩過ごした。しかし、朝に犰狳を食い立ち去った昨日もある。どちらが正しいかなどわからん。を見たいと思えばぜいをご用意なされる」

卜占ぼくせんに得体の知れぬ筮を使ったのですか!?」

 小屋で茎――筮竹ぜいちくがわりである――を掴んだ士匄を思い出しながら、趙武は叫んだ。

「わかって使ったのだ。相手もそこは気づいたであろう。卦は複。天地循環は自然の常。冬が延々に続くわけではない、必ず春が来て季節はめぐり時は進む。違っていると気づき改めれば悔い無く大いに吉。いつからか知らぬ、わたしたちは同じ時をめぐっていた可能性がある。くそ、胸くそ悪い」

 腹立ちに任せて吐き捨てる士匄の言葉に趙武が合点がいった顔をする。

「それが、試されたということですか」

 士匄は頷いた。

 この場に送り込んだ道祖は、士匄の前に都合の良いものを転がして、監視していたのだ。それを取るか、疑うか。取捨選択を常に提示し、じっと見ていたことになる。

「小屋。火。捨てた犰狳が追いかけてきたこと。刃に調理具。それがなぜここにあるのかという疑問を考えるかどうか。選ぶかどうか。それを試した……。確かに、この邑は私たちにとって都合が良すぎます。でも、道祖は何を求めてそのようにお試しになられるのでしょうか」

「道祖が求めることなどあるか。強いて言うなら、住処を壊されてお怒りというものであろうよ」

 人に求めることなく、己の采配のみをする道祖神である。山神や河神のように人になつくようなことなどあろうか。士匄の言葉は、道祖が人間性のかけらもない境界であると考えれば、最もであった。

「留まってられるか。行くぞ」

「……あ、はい」

 考え込む趙武を促し、士匄は歩きだした。邑内を抜け、門の残骸を通り、食い尽くされた田を横目に道へと向かう。趙武が時折立ち止まりながらも、小走りに着いてくる。何をきょろきょろしているのかとふり返れば、犰狳を抱きしめたままであった。士匄はその珍獣を放せ、と言おうとした。が、趙武の声がかぶった。

「あの邑、ですが。本当に周の邑なのでしょうか」

「……配置も様式も周のものではないか。わたしが春に周の貴人より貰って……君公に奉った邑もこのような様式であった」

 言っている内に苦々しくなり、士匄は口はしを歪めた。春に貰った邑のせいで祟られ、それらを解決すれば手元には何も無し。結局、一度しか足を踏み入れなかった、士匄の失われた邑である。趙武が頷く。風がなびき、美しい髪が小さく乱れた。陽光はそろそろ中天にさしかかり、鉛のような雲が日を遮りながらゆっくり流れていった。

「私の領地にもいくつか周からのいただきものがございます。あの邑は本当に周の邑でしょうか。ここは本当に周でしょうか。私たちは試されているのであれば、あれもそれではないですか。ここはどこで、今はいつなのでしょうか、范叔」

 趙武の目は不安に揺れていた。彼は不安と不審を練り上げ、邑を見て疑念に囚われている。そしてその疑念は、疑問であり、一つの問いである。

 あの邑は、しんの邑ではないか。未来の、姿ではないか。

「……我らを祟ってそうするのか、そうでないのか。嫌な脅しだ。どちらにせよ、邑は出たのだ。進むしかない。戻ればまた時の中に閉じ込められかねん」

 士匄は突っぱねるように歩きだす。焦りと不安があるのはとうにわかっていた。不祥や異変に敏感な己が気づかず、延々囚われていたのである。繰り返された記憶の中で、趙武を捨てようかと考えた覚えがある。そのまま何度も試され摩滅しつくされ、己を見失い趙武を捨ててさらに彷徨っていたかもしれぬ。矜持も無くなりみっともなく這い回る。それはもう、生ける屍と変わらない。

 趙武が不安を隠さぬまま士匄の背を追いかける。彼にも士匄の焦りが伝わってきていた。荒野に放り出されて二人きりである。趙武は失神していた時間も多い。その間も、士匄は歩みを止めなかった。根性が無いくせに、見栄で辛いと言わぬ男である。趙武としては、己が足を引っ張っていると思えば苦しかった。

 ビュウビュウと耳に痛い風がすっと止み、分かれ道が現れる。

「分かれ道、か。ずっと一本道であったが、さて」

 立ち止まり考え込む士匄に、趙武が首をかしげる。

「どこに道があるのですか」

 真横に立って、見回すようにきょろきょろと頭を動かした。犰狳が甘えるように趙武の腕の中で丸まっている。士匄はその様子を凝視したあと、もう一度道を見た。やはり、二つに分かれている。

「趙孟の目は節穴と見える。道が分かれているであろう。どちらも西へ行くが、そこからどう分岐するかわからん。あの邑に着くまで、ずっと一本道であったが、これも試しているということか、実際にこのような道があるのか」

 苛立ちを隠さず士匄は舌打ちをした。似たような景色である。どちらを選ぶにしても勘でしかない。

「……范叔。道祖が試しているということ、わかります、わかりました。試されているのはあなただと思います」

 耳を打つ趙武の声はとても固かった。士匄は再度、後輩を見下ろした。どこか破れたような雰囲気が漂っていた。

「私には、道などずっと見えませんでした。道祖が道を示し、試しているのはあなたです、范叔。私、私があなたを巻き込んだ。これは報いかもしれません」

「何を――」

「私は道なんて見えませんでした、あなたの後ろについて、荒れた地を歩いていただけ、です。道祖はあなただけを選ばれた」

 趙武が恐ろしさを隠さず士匄を見て、小さく笑った。人は感情のタガが外れると、悲しみも恐怖も笑みで表すらしい。声音には怯えがありありとあった。

「あなたの見える世界は、本当に私と同じなのでしょうか」

 引きつった笑みを趙武が見せ、身をよじり少しずつ離れていく。ずりずりと分かれ道へと向かっている。彼は、後ずさっているつもりなのだが、平衡感覚がおかしくなったようにふらついているため、道を後ろではなく前へ進んでいた。

 ――ホウホウ

 趙武の向かう先からミミズク鳴き声が聞こえ、士匄は顔を歪ませる。

「やめろ趙孟、そっちは嫌だ、そっちは行きたくない。そっちに道なんてない」

「どこにも、道は無いです! 道祖は私から道を奪い、我が国に災いが起きると示しています。つまり、私はここで終わり、あなたは進めるということではないでしょうか。――私を贄にしろ、と!」

 無風無音の中で、趙武が叫ぶと、犰狳を強く抱きしめた。業を煮やした士匄は、趙武の腕を掴み、引き寄せようとした。趙武が心配だったわけではない。そちらの道に行きたくない、嫌だという嫌悪感だった。趙武が抵抗するように足を踏ん張る。

 道の狭間で二人はもみ合った。間に挟まれた犰狳が、キョウキョウと鳴き、もぞもぞと動く。甲羅の隙間から、ごそりとバッタの群れが湧き出て、周囲に飛び回った。

「え」

「ぎっ」

 あっけにとられる趙武と喉奥で悲鳴を潰した士匄の目の前で、バッタの大群が砂塵の様に舞い、視界を埋め尽くしていった。

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