残すところ後3回、このイニングも夢幻君が立つ。

とりあえず9回になったらUー15でクローザーやってた早河君に交代してもらう。

というわけでさっきっから控え捕手の宣長君と投球練習をしている。

早河君は先発適性もあるけど奪三振率が同世代No. 1であり、スタミナも並のプロ野球選手の投手以上にあるため基本的に国際大会を除けば先発兼クローザーとして登板している。

と、そんなことを言っている間に夢幻君が林田さんを空振り三振に打ち取った。

投げた球種は初球がインローに決まりボールと判定されたスライダー、2球目が外角高めに逃げたシュート、3球目が完全な釣り球でアウトローからボールゾーンに落ちていくパームボール。

これを林田さんが振ったのでカウント1ー2だ。

そして4球目にアウトローにストレートを決めた。

判定はストライク。

そして矢崎さん相手に初球アウトローに逃げていく高速シンカーを決めると、2球目のインローに決まるチェンジアップでタイミングを狂わせてピッチャーゴロに打ち取る。

与祢さん相手には初球アウトローにズバッと決まるフォークを決めるとインハイにツーシームファストを投げ追い詰め、3球目に緩やかに思いっきり手元で落ちる今日一のスローカーブで空振りを奪う。

さぁ攻撃だ。

追加点と洒落込みたいところだが現実は無常で

朝霞君をインハイに決まるストレート、アウトローに決まるシンカー、インローに決まるカーブで見逃し三振を取ると、続く伊織君にはインローに決まるシンカー、外角高めに決まるストレート、インローに決まるストレートで空振りをとり、葛葉君をインハイのストレート、アウトローのストレート、インローに決まるシンカーで空振り三振を取り三者連続三振を奪うと無限も負けじとばかりに有馬さん相手に初球からインハイに全力のストレートを決めて、2球目ツーシームと速球を続けて投げた後に、3球目アウトローに落ちるフォークで空振りを奪い空振り三振を奪ったかと思えば、続く野黒さんに対して、初球インローにゆっくり沈むスローカーブ、2球目アウトローに入ってくるカーブ、3球目インハイのツーシームで見逃し三振を奪い、続く岡部さんに対してはインローに決まるハンマーカーブ、アウトローに決まるカーブ、3球目に魔球と言っても過言では無いほど落ちるスプリットで空振り三振を取る。

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後書き本編夢幻のスプリットは村田さんのフォークを参考にしてます。

ちなみに球速は158キロです。　

ついでのようで悪いですけど夢幻の全力ストレートは162キロぐらい出てます。

お前と鐸木まとめてメジャー行くか、プロ野球選手なるべきだと思う。

まあまだ隠れた名投手を1人隠してるけどね。

そのピッチャーは2年時の春の甲子園で出す予定です。

鐸木とめちゃくちゃいい勝負をする怪物ピッチャーだとだけ言っときます。