第6話誤解の誤解


自分の檻を壊すことはない


君は君で良いから僕に辿り着くな


通過点に降り立った人々よ


安心するな 


そこからスタートする


自分の檻の中でもがいている方が楽だ


本物の苦悩を知るたびに人はあるのか


誰もが一本の煙草に自分を映して


汚れなき偶像を思う


自分の影に潜んだ暗闇は捨てれない


光が照らす闇を思えば良い


誰もが輝かぬ光に射され


今という誤解に 一生という誤解に


永い夢を見る 深い夢を思う


思考するたび 笑い涙するたび


自分の陰に辟易するのか?


姿なき幻想に 答えなき幻想に


浸された生という自然が 


僕らを待ち焦がれている

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