第10話 飛刀術

 暗黒が広がった。 

 その場に居た誰もが、そう思い感じたことだろう。

 鳥が翼を広げ、大空に羽ばたこうとした瞬間、空を覆い光を遮る。

 何かの影が、それを遮ったのだ。

 それは、隼人の手にしていた黒布であった。黒布は空を覆うように全員の視界を隠し、舞い降りるように隼人の身を包んでいた。

 隼人は学生服の上に、黒い打裂羽織を纏い、腰に刀と脇差を差していた。

 打裂羽織は、乗馬や帯刀の便のため背の縫い合わせが中ほどまで開いたままになっている羽織で、背割羽織などとも呼ばれる。羽織の背中が大きく割れているために刀を差していても、羽織が背中に突っ張らずにすみ、動きやすくなっている。

 それは時代劇の武士のような出で立ちである。

 だが、その佇まいは、侍というより忍びを思わせる。

 闇に潜み、対象となった相手の命を奪う。

 そういう意味では、死神にも似ていた。

 その姿はまるで、死を告げる闇の使者だと……。

 隼人は、その装束に身を包み、この場に現れた。

 打裂羽織を翻し、風が吹き抜けた。

 それはまるで闇でできているかのように、隼人の身体が一瞬だけ大きく浮き上がる。

 3人の男達も突然の出来事に驚き、動きを止めていた。

 隼人は、目の前に立つ男の顔を無言のまま見つめていた。

 隼人の口元が薄っすらと開く。

 愉悦か。

 そこには、笑みの形に歪んだ唇があった。

 その笑みは、獲物を見つけた肉食獣が浮かべるものに似ている。

 隼人が一歩前に出た。

 彼の動きに合わせて、打裂羽織が揺れ動く。

「何だい。俺が帯刀するまで待っててくれたのか?」

 隼人は嘲るような口調で言う。

 だが、その言葉は虚勢ではない。

 しかし、男達は動かなかった。

 彼らは、打裂羽織という闇の中から現れた隼人の姿を目にして、わずかながらも動揺していた。

 彼らの心に芽生えた感情は恐怖だった。

 3対1という数の有利があるにも関わらず、高校生の若輩に怯えてしまった。それが彼らを戸惑わせ、動けなくさせていた。

 彼らにとって、隼人の姿は理解の範疇を越えていた。

 隼人は漆黒の衣を身にまとい、顔は口裂け女のように笑っている。

 それは、まさに魔物の姿であった。

 だが、そんな姿であっても、隼人の顔は端正で美しかった。

 妖艶な美しさがそこにあった。

 隼人の背後では、七海が息を呑んで、その様子を見守っていた。

 隼人は、七海の方を向くことなく言う。

「帰んな。口入屋」

 声色は落ち着いていた。普段通りの抑揚のない喋り方だ。

 ただし、その表情は先程とは打って変わって、冷静なものだった。

 そのギャップに、七海は困惑する。

 隼人の声を聞いて、七海はようやく落ち着きを取り戻した。

 そして、隼人が言った言葉を頭の中で反覆した。

「隼人。死なないでよ」

 そう言って、七海はその場から走り去る。

 その声を聞いた隼人の表情が再び緩む。

 それは笑顔ではなく、優しい微笑であった。

 七海を見送ると、隼人は再び3人へと向き直る。

 すると、男達の心を支配していた恐怖は消えた。代わりに、怒りの炎が灯った。

「場所を変えようか」

 リーダー格らしい、35歳程の男が言った。

「そうだな。ジョギング中の、お嬢さんに見られたら困るからな」

 隼人の言葉を受けて、男は舌打ちをした。

 彼は自分のことを馬鹿にされたと思ったのだ。

 隼人としては、特に意味のある発言ではなかったのだが……。

 男達は、隼人を取り囲むように移動を始めた。

 場所は公園内にある、木々が生い茂る林の中だ。

 そこは、公園の外周に沿って作られているため、見通しが悪い。

 隼人らの姿は、木陰に隠れ外からは見えない。

 隼人を含めた4人が居るのは、その中心付近である。

 そこまで行って、彼を囲う円陣が解かれる。

 リーダー格の男を中心に、互いの距離を取って3人の男が隼人の前に並んだ。

 隼人は周囲を警戒するように視線を巡らせる。

 周囲に人気はない。

 それは、隼人にとっては好都合であった。

 この場にいるのは、隼人を含め全員が刀を持っている。

 その刀は、真剣である。つまり、人を殺せる武器だ。

「さて、貴様が死ぬ前に名乗っておこうか。俺の名前は数胴すどう

 リーダー格の男。

 年齢にして30代半ば。

 パーカーにチェスターコートを羽織った男が名乗る。

 続いて残りの二人、25歳前後の男。

 フード付きのロングコートの男達が名乗る。

袖崎そでざき

 右側の男が名乗る。

「俺はかぶとだ」

 左側の男が名乗った。

 三人の名乗った所で、隼人は気がつく。

「胴、袖、兜……。なるほど、お前らが《がい》か」

 それは男達の集団名だ。

 その世界では名の知れた存在だ。

 この三人組は腕利きの剣士だったからだ。

 その噂は、裏社会に生きる者達の間で囁かれていた。

 彼らは、依頼された標的を確実に仕留めることで有名であり、裏の世界では恐れられていた。

 そして、その仕事ぶりを買われて、裏の世界でも名が売れてきた所であった。

 彼らは、自分達の腕に自信を持っていた。

 だから、こんな場所で負けるとは思っていなかった。

 しかも、相手は自分よりも若い少年だというではないか。

 こんな子供の殺しを依頼された時、彼らのプライドは傷ついていた。

 だが、話を聞いて同時に隼人の強さに対する興味も湧いていた。

 彼らの表情には余裕があった。

 隼人は、そんな彼らを睨みつける。

 3人は、その視線を受け止める。

 隼人の眼光は鋭いものだったが、恐怖はなかった。

 それどころか、どこか楽しげですらあった。

 まるで、新しい玩具を与えられた子供のように無邪気に笑っていた。

 隼人の顔つきが変わる。

「ところで。お前ら、どうして俺を狙う?」

 問うが、《鎧》は答えない。

「依頼主の名は言わぬが掟よ」

 数胴の、その言葉だけで、隼人は色々な判断がついた。

(なるほど。こいつらの意思で俺を狙っている訳ではなく、誰かに依頼されたということか。どうやら、俺が《なにがし》とは知らないらしいな)

 疑問の一つが解けたことが面白くて、隼人は微笑する。

「もう一つ訊きたいが。お前ら、浪人か?」

 隼人の問に男達は、互いに視線を合わせながら訝しがる。

 すると、隼人が鼻で笑った。

「今の時代、士族なんてもん今は存在しない身分階級だが、証として刀と脇差の二本差しをしていた。

 だが、改易となり食えなくなると脇差を売っちまう。だから浪人は刀のみの一本差しになったそうだ」

 男達が一本差しなのを、隼人は見やった。

 脇差は刃渡りが短く戦場で振るうには不十分である。

 刀は武士の魂という言葉があるが、むしろ脇差こそ武士の魂と言える。

 殿中において帯刀は禁止されていたが、脇差だけは常にその身に帯びておくことを許されていた。それは武士としての誇りを守るため、いつでも自分の腹を切る準備をしておくことであり、常に死の覚悟を持っておくという意味でもある。

 それが、刀と脇差の二本差しだ。

「脇差なんか短くて役に立つかよ。俺たちは、刀だけで何人も殺ってるんだぜ」

 威勢を張る袖に、隼人は鼻で笑う。

 その態度が、袖崎の感情を刺激する。

 隼人は、それを分かっていて挑発しているのだ。彼は、わざとらしく溜め息をつく。

 そして、言葉を続ける。

「道場剣法上がりだな」

 隼人の呟きが終わるやいなや、脇差の鯉口を切った瞬間に左片手だけで脇差を抜き投じた。

 肉を叩くような鈍い音。

 それがした時、左端に立っていた袖崎の右脇腹に刃長一尺三寸(約39.3cm)の脇差が、枝のように生えていた。

 脇差の位置。

 そこは肝臓。

 肝臓を刺し貫くと即死こそしないが助かった前例はなく、二呼吸程で死に至る。

 思いつきで脇差を抜いて投げられるものではない。

 頭で手段を講じ、思い描く動きを身体を操作し実行しようとしても、咄嵯の場合、人間の肉体は思考に追いつかない。

 つまり、この行動を実行する為には、隼人は何度も修練を重ね常人の域を超えていたことになる。


【飛刀術】

 主に脇差を中心に、刀などを投擲させる術。

 こうした術技は『大坂軍記』など、古い文献に数多く記されている。

 同書には、安土桃山時代の終わりを告げることとなった大坂の陣の際、小笠原忠政が槍で突かれたが、とっさに脇差を手裏剣に打ち、危機を脱したと伝えられている。

 『常山紀談』にも、馬上の斬りあいで落馬した武士が、脇差を手裏剣に打つという描写がある。

 このように、往時の合戦では、脇差を手裏剣に打つという行為は、文献の記録に残る程度には、普遍的な行為であったのだろう。

 二刀流に未来知新流の極意である飛竜剣というのは、脇差を投げつけ刀で斬り込んでゆく。その投げつける機会と斬り込む息合いに妙諦がある。

 故に、未来知新流では右手に脇差、左手に刀を持つ。投げる便を考えた結果である。

 本来、脇差や刀は斬撃系の武器であり投擲用に作られてもいない。それを鍛錬によって飛道具に変化させたのが飛刀術だ。

 脇差や刀を投げるのは相手も全く予想していない攻撃方法であり、互いに睨み合うような至近距離の間合いで行わられれば回避は不可能に近い。


 奇襲に乗った隼人は、右手で刀を抜きながら右端の兜に迫った。

 男は完全に虚を突かれ、全く動けない。

 隼人は間合いに入ると地を踏みしめ腰を据える。

 刀が右下から左上へとはしった。

 男は刀すら抜いておらず、何の構えも取っていない男の左脇腹はがら空きである。

 だが、刀法として逆胴(左胴)は最も困難な刀法だ。

 それは、薙ぎにしても、逆袈裟に斬り上げるのも同様だ。

 なぜなら、剣士は本来左腰には刀と脇差を差しているから。

 その為、刀を抜くか、あるいは鞘ごと外さない限りは、左半身への斬撃は難しい。

 仮に刀を抜いた場合でも、鞘が残っている。

 あるいは脇差がある。

 故に、逆胴(左胴)からの刀法は、巻藁を斬る試斬や型に存在しても実戦で使う者は皆無に等しい。

 また下からの斬撃は鋭さと強さに欠ける。

 だが、隼人は違う。

 左逆袈裟斬りは、隼人の最も基本となる刀法だ。

 その一撃は重く速く鋭い。

 刀法として最も難しい左逆袈裟斬りを、兜の抜刀していない刀をすり抜ける。

 身を捻りながら、隼人は刀を振り抜いた。

 兜の、左脇腹から右肩までが綺麗に裂けた。

 次の瞬間、隼人はエビのような素早さで距離を取る。

 着地と同時に膝を曲げて、地面に片手をついた。

 一拍の間。

 兜の身体から。鮮血が吹き出す。

 隼人の、その一連の動作に一切の無駄はない。

 まるで舞っているかのような優美な動き。

 隼人は、自分の動きに満足していた。

 やはり、この感覚は良い。

 隼人は心の中で、ほくそ笑む。

 人を斬る感触。

 それこそが、剣士として自分が生きている証なのだ。

 こんな生き方しか出来ない自分を呪うこともある。

 それでも、自分は、こういう人間なのだ。

 隼人が立ち上がると、数胴は今更になって刀を抜いて正眼に構える。

 その顔には恐怖が張り付いている。

 隼人は血振りを行って残心を決める。

 血振りを行ったと言っても、隼人の刀は血に濡れていない。

 斬った刀に血が付着するのは、刺突を行った場合、あるいは斬り方が粗末な場合だ。

 達人の斬った刀に血は付着しない。

 血が付かないのは当然だ。

 しかし、血が付かなくとも斬ったという事実は変わらない。

 だから隼人は、斬った後に必ず残心を行う。

 この一連動作を欠かすことはない。剣士として武人として、それは最低限の所作でもある。

 この一連動作を終えた時、隼人の表情から感情が消えた。

 それは、人を斬る時のみに現れる。

 無慈悲で冷酷で非情で無機質で機械的な。

 まさに、化け物と呼ぶに相応しい姿だった。

 その姿を見た者達は、例外なく、こう呼ぶ。

 魔物と。

 数胴が刀を構えている中、隼人は刃を布で拭うと納刀した。隼人が纏っていた闘気も火が消えるように失せた。

 隼人は《鎧》が刀を抜く前に先手を仕掛けて、これを斬った。

 斬り合いの極意であった。


【斬り合いの極意】

 下の下は相手の刀を払ってから斬ること。

 下は相手の刀を受けてから斬ること。

 中は相手の刀を躱してから斬ること。

 上は相手が斬り込んでくる前に斬ること。

 上の上は相手が刀を抜く前に斬ること。


 つまり、隼人は上の上だ。

 男達は三人で囲んでしまえば、少年の隼人を容易に斬れると思った。

 圧倒的戦力、圧倒的有利、圧倒的状況。

 負ける要素は一切ないと思っていたが、隼人に斬り合いの極意を取られたことで、一瞬にして勝負が決した。

 卑怯と思うなら、思えば良い。

 斬られ死んだ後に卑怯者呼ばわりしたところで、真剣勝負は生き残った方が勝ちなのだ。

 悔しいと思うなら、自伝でも書き残し、数十年、数百年後になって後世の人々に褒めて貰えば良い。

 隼人は、そんなものを必要としないから、勝って生き残る道を選んだ。

「朝から死体を片付けるほどヒマじゃねえ。お前が弔ってやんな」 

 隼人は、そう言うと、飛刀術を受けて倒れた男に近づく。

 すると数胴は逃げるよう距離を開けた。

 その様子に、隼人は呆れた。

 隼人は、数胴に視線を向けた。

 怯えたような目で、こちらを見つめている。

 隼人はため息をつく。

 それから袖崎の身体に片足をかけると柄を握って脇差を引き抜く。深く刺したことで肉が刃を噛んでいた。

 ゴボウを引き抜くように少々力はいったが捻って刺し口に空気を入れてやると、ゆっくりと抜け、血に濡れた刀身が、ずるりと露わになった。

 その瞬間、銃声が2発轟いた。

 隼人は、咄嵯に脇差を引き抜きつつ、身を伏せる。

 引き金が引かれてしまったら、銃弾をよけるのは、ほぼ不可能だ。人間が避けることはできない。

 しかし、銃で撃たれないようにできる方法はある。

 銃弾を通さない物の後ろに隠れること。

 それができなければ地面に伏せることだ。地面に伏せることで、撃たれる確率が劇的に低くなる。

 伏せた時に相手から見た面積は、立っている時の1/10以下まで減るので、伏せるというのは防御手段としては非常有効だ。

 隼人は銃撃の方向を見ると、数胴がトカレフTT-33を握りしめていた。


【トカレフTT-33】

 労農赤軍が1933年に正式採用した軍用自動拳銃。

 本来必須な筈の安全装置すら省略した徹底単純化設計で、生産性向上と撃発能力確保に徹した拳銃であり、過酷な環境でも耐久性が高い。第二次世界大戦中-1950年代のソ連軍制式拳銃として広く用いられた。

 使用弾薬は、7.62x25mmトカレフ弾。

 口径の割に火薬の装薬量が多いため、初速がごく高い。高価な鉛が占める割合を減らす目的で鉄製の弾芯を用い、その外側にライフリング保護用の鉛、更にその外側に銅コートを施したものがあり、この構造が結果的に貫徹弾に似た効果を発揮する事があった。

 1980年代以降中国製トカレフが日本国内に出回り犯罪に使われた際も、ほとんどがこの鉄製弾芯であり、「トカレフは貫通力が高い」というイメージが広まり、治安当局や防弾装備品メーカーは対策強化を強いられた。

 ある実験の結果として、7ヤード(約6.4m)外から発射された9x19mm弾は1mm厚の鉄板を4枚ほど貫通できるが、トカレフ弾はそれらと同等の鉄板を6枚貫通することができた。

 小口径高速弾ゆえに素の貫通力もかなり高いことを物語っており、トカレフ対応防弾ベストでもないと防げない。


 銃口から硝煙が立ち上っている。

 隼人は、すぐに理解する。

 数胴が撃ったのだ。

 銃器という圧倒的な武器を持っているにも関わらず、数胴は震えていた。

 隼人は立ち上がりながら、脇差を布で磨くように拭い鞘に納める。

「どうした? もう撃たないのか」

 隼人は数胴に話しかけるが、返事はない。代わりに目を剥いている。

 なぜなら、隼人の鳩尾辺りに銃創による穴が一つ空いていたからだ。

 隼人は、自分の腹に指を当ててみる。

 ヌルリとした感触と共に血が指先についていた。

「バカな。どうして?」

 数胴は、信じられないという表情を浮かべている。

 隼人は、苦笑しながら言った。

「驚くなよ。防弾ベストだ。お前がさっきから俺に向けて拳銃を抜くのは気づいたんだが。まあ、いいかと思って放置しておいた」

 数胴の顔は青ざめている。

 そんな数胴に隼人は言う。

「飛道具とは卑怯なり。なんて時代劇みたいなことは言わねえよ。真剣勝負に卑怯もクソもねえ。俺はそう思っている。使って勝てると思ったら、使えば良い」

 隼人は、そう言うと数胴に背を向ける。

「ただ。さっきも言ったように、朝から死体を片付ける程、俺はヒマじゃねえ。お前が弔ってやんな。それが情けってもんだろ」

 隼人の言葉に数胴は何も答えなかった。

 ふふっと、隼人は笑う。

「それにしても良い度胸だ。俺を殺すなら、他にも方法があるにも関わらず、多対一とは言え、正面から堂々と勝負を挑んで来るのは気に入ったぜ。

 まだ、俺と戦いたいならいつでも勝負を受けてやる」

 隼人は、それだけ言い残すと、その場を後にした。歩きならが手を自分の背中に回す。

 その指先は、血で濡れていた。

 隼人は自分の血を味見でもするように舐める。

 そして、こう呟いた。

「痛いな」

 と。

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